FCSTは噴射マップやスロットル補正マップの作り込み、フィーリングを左右する過渡設定などに特化して開発していますので、FCSSで「なかなか良いセッティングが出せない」とか「調子が良い時と悪い時がある」、「吸排気の変更が頻繁で毎回 最適ポイントを探すのが大変」と言った時に活用頂ければと思っています。
なので、FCSTは単独で使用するのではなく、FCSSでは難しい部分を補う形での使用を想定しており、パラメーター保存などの機能はありませんので、必ずFCSSで頻繁にバックアップを取りながら使ってください。何かおかしくなった際には必ずバックアップから書き戻す、初期化するなどの対応をお願いします。
他にも 点火方式の変更、外気圧補正マップや無効噴射時間の変更、可変バルタイ関係、可変吸気関係、A/Fマップ変更、汎用出力、バキュームセンサー設定、A/Fフィードバック設定、学習設定、A/Cカット設定、スロットルポジション関係の調整などは実施できませんので、このたりの設定はFCSSで実施下さい。
FCSTは 会社員として働きつつ、一人で開発していますので、大規模な開発は出来ませんし、迅速な対応もできません。また、Freedom Computerには様々なバージョン、仕様、対応車種がありますが、様々な環境での確認も出来ていません。
今回開発したFCSTはAE111の5バルブ4A-GのNA(吸気管圧 0〜800mmHg固定なので、スーパーチャージャーやターボなどの過給機には非対応)で吸気管ピッチ50mmHg、スロットル開度ピッチ5%、A/Fセンサ使用を前提としており、エコノモードや、スロポジ制御、ロードスターなどの充電制御・発電制御、ファン制御には対応していません。
こういった事情から、まずは表示だけに機能を絞って提供を開始しました。これならデータを書き込むことはないので、不具合の可能性も低いからです。
とは言え、表示がおかしいとか、フラグの挙動がおかしい、未割り当てのフラグが変化するなどの事象が起きる可能性はありますので、動作確認結果のご連絡や、こんな機能が欲しいなどのご意見、情報を頂けると助かります。
以下、FCCS開発について書いたブログです。
色々な紆余曲折を経て現在に至る歴史・・・(笑)
FCSS開発についてはここまで。
ここからは、FCSSをベースにしたFCST開発についてのブログです。
この間、約9年のブランク(笑)
時代は変わり、PCは Vaio type PからVivo Tab note 8、Surface Goへ、Windowsは7から11に、Visual Studioも6.0から2022へと進化しましたが、当時の記憶は薄れ・・・結構 新たに作り直しました(笑)
今後も更新してゆくつもり・・・です。