冨久さんは明治38年生まれ。
お琴の師匠として暮らしていましたが、戦争で焼け出されて疎開をし、のち晩年は八王子で過ごしました。
冨久さんはちょっと一族の中では伝説的な人で、師匠気質で厳しくかくしゃくとした人だったそうです。
亡くなる直前まで普段通りのピシッとした暮らしをし、不意に、誰の心の準備も整わないくらいの急でお亡くなりになったそうです。