村上春樹・小説論ノート
小説群を一連の物語として読み解く
『街とその不確かな壁』メモ・物語の共有と継承:村上春樹・小説論ノート(8)
雑誌名 日本語・日本文化研究
出版者等 京都外国語大学留学生別科, [1993]-
巻号・年月日 (30), 2023
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』メモ(2)・シロの死をめぐって:村上春樹・小説論ノート(7)
雑誌名 日本語・日本文化研究
出版者等 京都外国語大学留学生別科, [1993]-
巻号・年月日 (27), 2021
『騎士団長殺し』メモ(2)・まりえ閉じ込め事件と免色渉:村上春樹・小説論ノート(6)
雑誌名 日本語・日本文化研究
出版者等 京都外国語大学留学生別科, [1993]-
巻号・年月日 (26), 2020
鼠はどこに行ったのか:村上春樹・小説論ノート(5)
雑誌名 日本語・日本文化研究
出版者等 京都外国語大学留学生別科, [1993]-
巻号・年月日 (25), 2019
『騎士団長殺し』メモ(1)・パートナーシップの喪失と回復:村上春樹・小説論ノート(4)
雑誌名 日本語・日本文化研究
出版者等 京都外国語大学留学生別科, [1993]-
巻号・年月日 (24), 2018
「直子をめぐる物語」を読む : 村上春樹・小説論ノート(3)
雑誌名 日本語・日本文化研究
出版者等 京都外国語大学留学生別科, [1993]-
巻号・年月日 (23), 1-13, 2017
本稿では、『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』、『ノルウェイの森』の4長編を「直子4部作」ととらえ、そこに描かれた「失われたガールフレンド」直子の記憶と葛藤する主人公の言動を考察する。
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』メモ(1)・灰田をめぐって : 村上春樹・小説論ノート(2)
雑誌名 日本語・日本文化研究
出版者等 京都外国語大学留学生別科, [1993]-
巻号・年月日 (22), 1-12, 2016
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』には灰田と言う主人公の友人が登場する。本稿では、彼が実在の人間ではなく、主人公のもとに現れたイデア・メタファー的存在であることを論証し、彼が担う役割を検証する。
『女のいない男たち』「木野」を読む : 村上春樹・小説論ノート(1)
雑誌名 日本語・日本文化研究.
出版者等 京都:京都外国語大学留学生別科, [1993]-
巻号・年月日 (21) 2015
村上春樹の短編小説「木野」においては、これからの行動を指示するカミタや火傷の痕のある女性など、不可解な言動を行う人物が登場する。本稿では、これらの人物の意味を読み解くことで、主人公の木野がなぜバー経営をやめて出立しなければならなかったのかを、他作品を参照しつつ考察する。