文化情報工学総論は文化情報工学科の必修科目です.
この科目は文化情報工学科の教員がリレー形式で講義を行うオムニバス科目です.文理融合あるいは文理共創の研究課題の見つけ方や研究方法,さらには研究成果の社会実装について学修します.最終回の授業では,受講生の疑問や質問をテーマとして,文化情報工学科の教員による対話型パネルディスカッションが行われます.
文化情報工学総論は共創工学総論とは異なり,各教員の担当する授業のテーマは毎年同一です.ただし,教員の都合により授業回が前後することはあります.例年,私は第2回「人文学とデータサイエンスの接合」と第3回「文学とデータサイエンス」を担当しています.
2005年以降,欧米ではデジタル・ヒューマニティーズと称される文理融合領域が著しく発展しています.第2回の授業では日本におけるデジタル・ヒューマニティーズに関わる研究プロジェクトや研究成果ついて解説します.
第3回の授業では主に文学作品のテキストデータを対象とした計量的なアプローチによる研究を概観します.なお,外部資料から取り込んだ画像の一部は非表示にしています.