2010年代に入り,文化に関わる様々なデータが次々と構築され,公開され始めました.このようなデータには機械判読可能なデータも多く含まれています.一見すると,文化研究と計量的なアプローチは親和性が低いように感じられるかもしれません.しかし,AIの進化とともに文化とデータサイエンスのコラボレーションが進み,文理共創の研究領域として急速に発展しています.当研究室では文化に関連するデータを対象とし,機械学習などのデータサイエンスの手法を用いることで,未解決の研究課題の解明に挑みます.
土山 玄(Gen Tsuchiyama)
お茶の水女子大学共創工学部文化情報工学科 / 人間文化創成科学研究科比較社会文化学専攻 准教授
・専門分野
テキストアナリティクス,データサイエンス,計量文献学,文化情報学,デジタル・ヒューマニティーズ
・主な研究テーマ
源氏物語における作者問題の解明
近現代作家の継時的な文体変化に関わる数理モデルの構築
現役作家のデビュー前後の文体変化
・略歴
2013年 - 2015年 日本学術振興会 特別研究員(DC2)
2015年 - 2017年 同志社大学 研究開発推進機構
2017年 - 2019年 一橋大学 森有礼高等教育国際流動化機構
2019年 - 現在 お茶の水女子大学 文理融合AI・データサイエンスセンター
2024年 - 現在 お茶の水女子大学 共創工学部 文化情報工学科
・学内組織
文理融合AI・データサイエンスセンター
コンピテンシー育成開発研究所 比較日本学教育研究部門
・所属学会
情報処理学会
日本行動計量学会
情報知識学会
計量国語学会
・連絡先
tsuchiyama.gen [at] ocha.ac.jp
・研究業績