突然のお別れが未だに信じられませんが、今まで本当にありがとうございました。まだまだ先生と話したかったこと、先生から教わりたかったこと、たくさんあります。
大学2年生の「海を越える女性史」をきっかけに、ゼミなどで本当にお世話になりました。今振り返ると、石井先生は大学の中で僕の最大の理解者でした。
僕が持っていたたくさんの疑問や思いを受け止めてくれて、的確なアドバイスをいつも先生はくれました。「この本読んでみたら」「これ好きそう!」と僕の好みや興味を把握してくれて、様々な分野を紹介してくれたことも感謝しています。
博識であると同時に、年代を問わず学生の声もしっかり聞く姿が印象に残っています。どんな意見や疑問も受け止めてくれる謙虚な姿にも感銘を受けていました。先生のような大人になりたいといつも感じていて、勉強以外の生きる上で大切にしたい姿勢も教わったように感じます。
先生ともう直接話せないことが本当に悲しいです。ですが、話したいことはいつも話していて、先生との関係は一生の宝物です。話したいことはたくさんあると同時に、不思議と後悔はありません。これからも先生に自慢できるような人生を送れるように、歩み続けます。
先生のもとで学べて本当に幸せでした。これからも僕たちのことを見守っていてください。
📸このページのサムネイル写真は、2025年大学総合案内の時に撮影したものです。石井先生などの推薦がきっかけで、外英のページに学生の声として掲載していただきました。下はパンフレットからの抜粋です。質問に対して、石井先生の授業を取り上げました。
アメリカ合衆国の文化や社会に歴史的な足跡を残した人物の自叙伝や伝記の抜粋を読みます 。英文速読力と歴史的背景やアメリカ文化についての基礎知識と批判的分析力の修得に力を入れます 。(2023年シラバスより)
春学期・秋学期に続けて開講されたこの科目では、毎週1人の人物にフォーカスして授業が展開されました。扱う人物は多様で、ベンジャミン・フランクリンや、ヘンリー・フォード、ドナルド・J・トランプに、バラク・オバマなど13名を春学期に学びました。秋学期は、マーガレット・サンガーやローザ・パークス、ヒラリー・クリントン、ミシェル・オバマなど13名を学びました。
本人が執筆した自叙伝や伝記を授業前に読んだ上でディスカッションなどを行いました。プレゼンテーションやディスカッションの時間も多く設けられており、先生からはもちろん、学生同士で学び合える環境でした。
個人的には、この授業は上智大学での授業の中で最も負担のある課題が科されていたと思います。ですが、決してネガティブなことではありません。私たち学生に対して先生が非常に期待してくれていたんだと考えています。
文献を読み進めていく中で、活字を読む楽しさや一次資料を読む意義を感じました。
スライドの画像は、私が授業内で担当したルース・ギンズバーグ(男女平等を推進した最高裁判事・通称RBG)のプレゼンテーションに使用したものです。
北米史や女性史を専門とする石井先生ですが、高校時代は歴史に対して強い興味を持っていないかったと語っていました。その理由としては、細かな年代や人物名を暗記するのが「歴史」の授業だと捉えていたそうです。
大学や大学院に進学し、高校までの歴史の捉え方とは全く異なる授業や学び方に出会ったそうです。
実際、先生の授業では歴史上の出来事を断続的にではなく、連続的かつ国同士・人同士での繋がりを重要視していたと感じます。例えば前述したAmerican Studiesでは1人の人物にフォーカスして様々な事柄を学びました。
私も高校生時代の石井先生と同じで、「歴史」に対して苦手意識を持っていました。暗記した者勝ちの定期テストに疑問を抱いていた1人でした。大学に進学し、特に石井先生と出会ったあと、その意識は大きく変わりました。ひとりの人生を知ることの楽しさや、その文化背景などを見つけていく面白さがありました。