生成AI等を活用して、地元の食材を生かしたオリジナルのアイスクリームレシピのアイデアを考案・ 試作するワークショップです。地元一関市内の老舗菓子舗「松栄堂」様から全面的なご協力を頂き、全3回の取組をとしてです。
8/11に行われた第1回ワークショップですが、まず株式会社松栄堂の社長、小野寺宏眞氏による「食の哲学」に関する講義が行われました。小野寺氏からは、商品開発の際の考え方やアプローチについての提案を頂きました。講義後、参加者は生成AIを活用し、オリジナルのアイスクリームのアイデアを考案そ、その後、実際に試作品を製作し、各自が意見を交換しました。試作品を味わった参加者からは「もっと個性が必要」等の意見が出て、活発な議論を展開しました。
9/1に行われた第2回ワークショップでは、前回、生成AIから得られたヒントをもとに、グループごとにオリジナルの「Science Cream」づくりに取り組みました。生成AIとのやり取りを通して、地場産品の知識や、アイスとの組み合わせについてのアイデア出しを行い、岩手県一関市の特産品であるカシスの、ジャムやジュースを絞った際に廃棄されるカシス残渣を活用したアイスクリームや、自家製の黒米甘酒を使用したアイスクリーム、仙台の特産品の“ずんだ”や仙台イチゴを使ったアイスクリーム等々、たくさんのステキなアイディアが提案され、試行錯誤しながらオリジナルレシピを開発しました。また、理系において重要な、自分の意見を発信することととして、PowerPointを利用したスライド作成にも取り組み、次回の報告会の準備も合わせて行いました。
9/28に行われた第3回ワークショップ(最終回)では、ループごとに開発したオリジナルレシピで「Science Cream」を作製。その後、参加者全員で「試食会」を行い、PowerPointで作成したスライドを用いて「成果発表会」を行いました。6グループすべて、開発した「Science Cream」も「成果発表」もとても素晴らしい内容で、最後に、株式会社松栄堂の小野寺宏眞社長に、経営者の視点から5つのポイント(美味しさ(味)・見た目の美しさ・香り・地元素材を活かしているか・商品化のしやすさ)についてプロ目線での講評をしていただきました。