音楽理論を語る上で欠かせないのがコード進行です。音程のある楽器では、メロディ・ベース・和音の3種類に分けられます。
その中で、コード進行ではベース・和音の2種類に着目し、典型的なベース・和音の動きをテンプレ化したものが、いわゆるコード進行となります。
コード進行では、主にダイアトニックコードを前提として考えます。ダイアトニックコードは名前とは裏腹に非常に簡単な概念です。
それでは、音楽理論について、軽く基礎からおさらいしていきます。(今回)
ダイアトニックコードの概念が理解出来たら、コード進行を触れていきます。(次回)
音程がド~シの12音あるのに対して、和音を作ろうとしたらメジャーコード、マイナーコードといった主要な和音だけでも、24種類あります。
C~Bメジャー、C~Bマイナーの計12種類です。
和音=コードです。
さて、上記の基本コードを、Cメジャースケール(ドレミファソラシド)という音階上の音のみで構成してみます。その場合、主要な和音であるメジャーコード、マイナーコードは、6種類(7種類)に定まります。これらがダイアトニックコードと呼ばれ、「Cメジャースケールのダイアトニックコード」と言われたら、C,Dm,Em,F,G,Am,Bm♭5の7つと答えます。
ダイアトニックコードとは、和音×音階のことで、音階上で作った和音という概念です。簡単。
ダイアトニックコードである7コードは、バラバラに並べても行ったり来たりな曲になったり、聞き心地が良くなることはありません。そのため、この7コードのそれぞれの特徴(役割)の通りに並べれば、よりキモチイイ、普段聴いている音楽に近づけることができます。その特徴通りに並べた並びのテンプレこそコード進行となるわけです。
ちょっとわかりにくい話です。
ダイアトニックコードにはそれぞれ、トニック・ドミナント・サブドミナントと役割分けできます。それぞれT,D,SDと略称します。
よくわからない方は、とにかく「ダイアトニックコードにはいくつか共通する役割と使用方法がある」とだけ覚えてください。
左画像の緑文字にある通り、基本的にSD→D→Tという進行がよく使われる基本的なコードなので例えば、
F→G→C や F→G→Am といった進行が超基本コード進行となります。
Write by ukyo 2023/12/27