1)長池小学校地区でも一部の場所は要注意
長池小学校地区は丘陵地にあるため、水害の可能性は低いです。ただ、斜面に面している一部の場所はハザードマップで土砂災害警戒区域に指定されています。自宅やよく通る場所が土砂災害警戒区域に指定されていないか、平常時からハザードマップで確認しましょう。
ハザードマップ
高画質版(PDF)
低画質版(PDF)
2)避難所は松木中学校が開設される
八王子市では、大型台風など大規模水害への対応として、開設する避難所を事前に定めています。通常は「プラン1」にあらかじめ指定されている避難所、特別警報級の大雨が想定されている場合は「プラン2」にあらかじめ指定されている避難所を開設します。
大規模風水害時に開設予定の避難場所について(八王子市)
https://www.city.hachioji.tokyo.jp/emergency/bousai/m12873/saigai/p027204.html
松木中学校地区では、松木中学校がプラン1とプラン2の両方で指定されています。一方、長池小学校と松木小学校はプラン1とプラン2のどちらにも指定されていません。つまり、大規模水害が予想された場合、松木中学校のみが避難所として開設される予定ということです。但し、八王子市防災課によると、長池小学校と松木小学校の避難所が絶対に開設されないという訳ではなく、あまりにひどい風水害が予想される場合は開設するとのことです。
この様な避難所開設プランが設定された背景として、2019年の台風19号での教訓があります。当時は時間を共に台風の影響が激しさを増し、当初開設した避難所に加え、いくつもの避難所を次々に追加するという事態になりました。八王子市ではこれを教訓に、開設する避難所をあらかじめプラン1、プラン2として2段階で指定しておく方法を設定しました。
2019年の台風19号では、松木小学校に221人が避難し、体育館に収容しきれず多目的室を開放しました。当時はコロナ前だったので密集した状態で避難者を収容することになりましたが、今の避難所では間隔を開けることが徹底されており、体育館で収容可能な人数は当時より減っています。体育館や武道場で収容しきれない避難者を教室等で収容するか否かは学校長が判断することになっています。
この新方式が採用された後、 松木中学校で実際に適用されたのは2024年8月30日の台風10号の時でした。それ以前の松木中学校地区では、松木小学校のみが避難所として開設することが多い状況でした。
長池小学校地区 防災協議会