オスとメスのちがい
表の地色は、オスではオレンジ色が強く、メスではやや薄いです。メスは、後翅の裏の地色が白く、縁に沿って並ぶ黒点がはっきりします。大きさはメスの方がやや大きく、腹部はオスでは細長くメスでは太いです。
よく見かける似たチョウ:ツマグロヒョウモン
6~10月頃みられ、庭先のスミレ類でも発生し、人家や農地でよく見られます。オスがヒョウモンモドキに似ますが、後翅表の縁は黒く、裏面も異なります。
よく見かける似たチョウ:ウラギンヒョウモン
6月のヒョウモンモドキの発生時期に同じ場所でもっともよく見られます。ヒョウモンモドキよりやや大型で、飛んでいるときの翅の羽ばたき間隔がより短いです。後翅の裏面には銀色の斑点が多く、裏での域別は容易です。幼虫は湿地に生えるニョイスミレ(ツボスミレ)を食べます。
ヒョウモンモドキの生活史
ヒョウモンモドキは年に1回、5月~6月に成虫が現れ、卵から成虫に育つまでに約1年かかります。
ヒョウモンモドキと植物
幼虫はキセルアザミ、タムラソウなどの葉を食べます。
成虫はノアザミ、ヒメジョオン、ノイバラなどの花の蜜を吸います。