符号検定表 the sign test
符号検定表 the sign test
この表は,符号検定(the sign test)に用いる数表です.この符号検定は二項検定(二項分布に基づく統計的仮説検定)の一種で,2つの事象の生起する割合が同じ(p=q=0.5)とされる場合に,例えば,+(正)と-(負),コインの表と裏,試合の勝ち負けなどについて,両者の差がない,あるいは片方に偏っている等の仮説を検定します.
表中の各2つの数字は事象の生起した回数に対する下側限界と上側限界を示しています.有意水準を α としたとき,試行回数 n 回の中で事象が生起した回数 r が下側限界以下または上側限界以上のときに有意とします. n が十分大きい場合には,正規分布 N( n / 2, n / 4 ) で近似されます.
なお,この符号検定は F分布に基づく母比率(p=0.5)の検定と同義(結果は同じ)になります.