私が活動している地域には20基以上のハンドポンプがあります。
今はひとつひとつまわって、村の人に挨拶をして、井戸が動いているかどうかを確認中です。
ハンドル部分が壊れているハンドポンプ
ジェリ缶がたくさん並ぶ
井戸修理見学 1
「ハンドポンプが壊れたと連絡が入ったから、故障原因を確認しに行く」と先輩から教えていただき、先輩隊員の活動(井戸修理)を見学しました。バス停から歩いて1時間30分くらいのところ、住民から道を教えてもらいやっと井戸に辿り着きました。ハンドポンプを押しても、水は出ない。テクニシャンが現れ、状況を説明してもらいました。テクニシャンの友だち、村のリーダー、学校終わりの子どもたちなど、たくさん人が集まってきました。1人のボランティアとテクニシャンでどうやって修理するのだろうか、、と思っていたら、ルワンダは井戸修理するとなるとこうやって住民の人が集まってきてくれるそうです。井戸を開けて、故障の原因が何なのかを考える...。中に入っている棒を一本ずつ取り出してパーツが壊れていないか確認。原因を突き止めたと思い、パーツをはめて水が出るか確認。4時間試してみた結果、水は出ない。「このパーツがほしい」「このパーツを作りたい」「今直したい」。でも今ここにはパーツがない。時間をかけて考えて、試して、それでも水が出なかった時の住民たちの顔を見ると、リュックに入っている1.5Lのペットボトルの水を目の前で飲むことはできませんでした。隠れて水を飲む申し訳なさがありました。結果テクニシャンを呼び、また2日後に再度行くことになりました。
ほぼキニアルワンダ語で住民たちとコミュニケーションを取りながら進める先輩隊員。一気に質問をされても落ち着きながら説明をしていく姿がかっこよかったです。今の私はあのキニアルワンダ語の空間にいるだけで訳がわからなくなってしまうほどでした。わからないながらも「どうしようか」と話し合い、住民のペースで一緒に物事を決めていく姿に協力隊を感じました。井戸修理の難しさと住民との関わり方、さまざまなことを学ぶことができた機会となりました。
私はここで何がしたいかな。何ができるかな。まだわからない。
たくさん会話をして、ちょっとしたヒントを見つけていきたいです。(2026.2.24.Tue.)
井戸修理見学 2
朝8:00に井戸に集合し、9:00に井戸修理開始。故障の原因はパイプにあるのではないかということで、みんなでパイプを引き抜きました。ノコギリのようなものでパイプを切断。7本くらいに分けてテクニシャンが確認したところ、パイプの一部が割れていました。パイプが少し割れていると水が出なくなるのか...。割れている部分を切り取る。途中大雨が降り、近くのお家に避難してみんなにキニアルワンダ講座をしてもらいました。雨が止み、作業再開。切断したパイプの先端を火に近づけて緩くして、別のパイプをはめて外し、型を取る。型を取ったらくっつけやすいようにヤスリで削る。ボンドのようなものでパイプを組み合わせながら地下へ戻していく。先日と同じく、井戸の周りに10人以上が集まり、みんなでパイプや鉄の棒を支えながら作業する姿がありました。途中男の子たちが近くの畑からとうもろこしを持ってきてくれて、焼いてくれました。みんなで声を掛け合いながら進めていくルワンダ人、人間の力を感じました。最後テクニシャンがカバーをつけてハンドルを握り、みんなで水が出るかどうか見守る。水が出た。テクニシャンと先輩隊員に感謝を伝える住民たち、みんなジェリ缶を持ってきて汲んでいく様子を見て、「このハンドポンプがどれだけここに暮らす人たちの生活に影響をもたらしているのか」を考えさせられました。任地にある壊れてしまった井戸も、その井戸が動いたらどれだけの人が水にアクセスできるようになるのか。ルワンダ人のパワーと、テクニシャンの力と先輩隊員の姿勢を見て、これからの活動を頑張っていきたいと改めて感じた一日でした。16:00 作業終了。(2026.2.26.Thu.)
パイプを引き抜く。長い!
パイプの先端を温める
型を取る
水が出た!
任地にある池 (?) Kadiridimba
以前セクターオフィスの人と話したとき、"Kadiridimba is the place which left problems. Since nyikondo is broken, they use Kadiridimba." 「カディリディンバには問題が残っている。ハンドポンプが壊れているからここに汲みにくるんだ」と教えてもらった。なぜここに汲みにくるのか、どこから、誰が、どれくらいの頻度で汲みにくるのか、その水を何に使っているのかずっと気になっていた。知るために朝10時から16時までそこにいてみた。来た人に自己紹介をしていくつか質問をした。「どこから来ましたか?」「1日何回汲みに来ますか?」「この水を何に使っていますか?」と聞くと、キニアルワンダ語で答えてくれる。質問は用意しているからできるものの、回答がわからない。翻訳アプリを使おうとしてもネットが繋がらず使えない。とりあえずその場でゆっくりと繰り返してもらい、ノートにメモを取った。何人かが教えてくれたのは、「近くのハンドポンプが壊れているからここに来ている」「ハンドポンプの水を飲む用、洗濯用、料理用に使っている。村のポンプは壊れているから隣の村まで歩いている」ということだった。これまで井戸をまわっていたからか、「井戸が壊れている」というフレーズだけは聞き取れた。帰ってからメモを翻訳機にかけてみると、「家を建てるため、レンガを作るため、穴を掘るため、作物に水をやるため」「汚い水を使っている」「水不足」などと答えてくれていたことがわかった。任地にはマイニングの会社があり、その会社から何回も往復で水を汲んで運んでいる人たちがいた。一番多い人で10往復、その人は1日ジェリ缶を24缶運んでいた。
1日、ずっと人が来るわけではなくぼーっとする時間もあるため、横の農家さんのママの隣に座っておしゃべりしたり、飛んでる鳥を見つめてみたり、歌を歌ったりしていました。ただそこで人を待って、来たら話を聞く。この方法は時間がかかるし、こんなことして意味あるのかなって思う瞬間もありました。でも、カメラを置いておくこともできないし、セクターオフィスの誰かが確認することもできない。そこにいる人たちがなぜこの水を使っているのかを調べられるのは、自分だからできることなのかもしれない。結果、「ハンドポンプが壊れているからこの水を使っている」というそこにいる人の声を聞くことができた。この声を聞くことがコミュニティ開発の第一歩になるのかな。あ、これだ!と思う瞬間がある。活動のヒントになりそうな瞬間が来る。でもきっとその瞬間がない時もある。今回はこの方法を選んでよかった。
これからも自分が気になった方向に、進んでみようと思います。(2026.3.2.mon.)
この水を汲みにくる
10 am - 4 pm ここに立ってみた。
葉っぱで蓋をする
運ぶ
井戸訪問
久しぶりに井戸まわりを再開。村の人に手を振ると手を振りかえしてくれて、挨拶すると笑顔で挨拶を返してくれて、握手してくれるおばあちゃん。片道徒歩3時間、ほぼ登山のよう。村までの道、紙の地図を持ってそこにいる人に声をかけてみる。すると、「ここに行きたいらしいんだけど!」と大きい声でみんなに聞いてくれて、色々なところから人がたくさん出てきて「ここまっすぐだよ、あと少しだよ」と案内してくれる。歩いていると”Komera Komera! (be strong!)”と応援してくれる人たち。村に到着するとおじいちゃんが声をかけてくれたり、子どもたちが案内してくれたり、家族団欒の時間があったり、その地域の暮らしが見えたり。ちょっとした嬉しい瞬間に出会えたとき、人に出会えたときに「ここにきてよかったな」と思います。久しぶりの井戸訪問では人の温かさに触れました。井戸訪問や池で調査をしたとき、帰宅後にメモを翻訳をしてみると「これってこういうことだったのかな」とさらなる疑問が生まれます。フィールドワークは何度も通い、信頼関係を作り、コミュニケーションを取ることが大切なのかもしれません。大学時代の学生団体での経験を思い出しました。(2026.3.4.wed.)
パーツづくり
井戸のパーツが壊れてしまい、先輩隊員が「このパーツ作れたらいいのにな」と話していたところ、テクニシャンが「これ手作りだよ」とパーツ作りを見せてもらうことに。呼ばれた場所に行ってみると、おじいちゃんが廃材のタイヤとナイフを手に作業を始めました。タイヤにパーツの丸を書いて、ナイフで切っていく。形を整えたらあっという間に井戸のパーツになりました。タイヤはもう使えなくなったもの。実際にハンドポンプに行って試してみると、パイプから水が上に上がってくるようになりました。すごい。少しの知恵と工夫で水が出るようになるということを知り、人間の力と可能性を感じました。(2026.3.5.thu.)
井戸修理1
セキュリティから「この地域の井戸が壊れた」と聞いた。村に行ってみると、「井戸が壊れて水がない。2週間水が出ないんだ。」と村人が教えてくれた。ちょうど近くにいたテクニシャンと住民と話して、次の日に修理することになった。その日のうちに前回のおじちゃんのところへ行き、井戸のパーツを手作りすること2時間。おじちゃんの細かい手作業によってできた井戸のパーツ。近くの人も手伝ってくれてなんとかできた。井戸修理当日は朝から大雨。今日は修理できないのかな...って思ったら時間になって雨が止んだ。
まずハンドポンプの頭の部分を外す。下に入っている鉄の棒 (2.6mくらい)を抜いていく。合計10本。その下に入っているパーツを確認すると、黒いゴムの部分(Uシール)がなくなっていた。下に落ちてしまっていたらしい。昨日おじちゃんが作ってくれたUシールを取り付ける。パイプに入れてみるけど水が出ない。原因はUシールが少し大きすぎた。ということで薄い鉄をどこかから持ってきて微調整。この鉄の棒を入れたり出したりすること2時間。水が出ました。水が出たと聞いた住民がハンドポンプのところに来て笑顔で手を洗い、こちらに手を振る様子が印象的。私はただ見ていただけだけど、帰り道にその村の人たちから「水が出たんだよね、ありがとう」とたくさん言われました。嬉しかった。
今回住民から直接「井戸が壊れた」と言われたとき、どうしたらいいかわからなかった。何ができるのかわからなかった。今回の修理はたまたまテクニシャンがその村に住んでいるから費用がかからずにすぐに修理できた。私はただ見ていただけ。でもずっと井戸が壊れたままの地域もある。その地域はテクニシャンがきてすぐに直すことができない。そのままになっているのには何か理由があるはず。私の役割は何なのかを考えるきっかけとなった。(2026.3.24.tue.)
モニタリングに参加
ガチボ郡で行われたJICAの技術協力プロジェクト「RWASOM2 (地方給水マネジメント強化プロジェクト)」のモニタリングトレーニングに参加してきました。郡庁の隣のホテルで行われ、参加者は約20名。郡庁スタッフとWASACスタッフ、セクターのスタッフが集まりました。参加者に向けてファシリテーターの仕方やアクションプランの見直し、コミュニティ主体のモニタリングを実施するためのトレーニングが行われました。このようなプロジェクトに参加することが初めてだったため多くの学びがありました。自分自身の2年間の活動計画を考えていく中で今後モニタリングの必要性やセクタースタッフとの協働の必要性を感じていたため、自分の活動にどのように活かしていきたいかを考える機会となりました。このように郡庁・セクタースタッフが集まり、各地域の状況、取り組みを共有する、実際にファシリテーションを行うことで行政も巻き込んだモニタリングができると感じました。(2026.4.15.wed.)
井戸修理2
任地にある2つのハンドポンプを訪問しました。これらの村は歩くと片道3時間以上かかります。今回は修理道具をWASACに事務所に移動させるために車を出してもらいました。普段の活動は徒歩のみ。徒歩だと午前中移動だけで終わってしまうのに今回は午前中に作業が終わり帰宅しました。車があるってすごい、、。
1つ目の村はハンドポンプにカバーがかかっていて、鍵がかかっていました。鍵がどこにあるのか聞いてみると無くしてしまったみたいで、故障原因を確認するにはこのカバーを壊すしかありません。セクターに許可をとってから再度訪問することになりました。
2つ目の村は水リーダーに確認したところ2年くらい故障したままとのことでした。2年もの間修理できていなかった理由はお金が集まらなかったからだと水リーダーは答えました。現地の人に手伝ってもらいながらハンドポンプを開け、中を確認したところシリンダーが折れて落ちていました。ロッドは7本、パイプは8本。今回の井戸はパイプが鉄であるため気を抜いて落としてしまうと水源が潰れてしまう。マニュアルを確認し、住民たちと声を合わせて慎重に作業を進めていく先輩隊員の姿がありました。パーツの交換の必要があるため今回は修理できず、再度訪問することになりました。(2026.4.22.wed.)