3ヶ月オリエンテーション
任地で活動を始めてから3ヶ月が経ち、首都で3日間のオリエンテーションを受けました。1日目は報告書等必要な手続きについて、2・3日目は任地で共に活動をしているパートナーまたは配属先に関係している方を招待し2日間のワークショップを受けました。私は予定していた方が体調不良であったため代わりの方が参加してくださいました。ワークショップは今後活動していくために理解していただきたい内容の共有に加え、事例をもとに「お互いが活動しやすく、協働できるように」ディスカションなどを行いました。今後の活動計画などについても意見交換を行いました。これまで村訪問や井戸修理など、個人で動くことが多かった私にとって、協働することの大切さを改めて感じる機会となりました。他の同期の同僚がボランティアのことを理解し、安全面や計画について意見を出している姿を見て、理解してくれる人の存在の大きさを感じました。個別相談やオリエンテーションを通して、考えることも増えて、「どうしたらいいんだろう」となることもありますが、ひとつずつ整理しながら活動を続けていきたいと思います。オリエンテーション後は首都・同期の任地でおいしいごはんを食べてたくさん話して、楽しい時間を過ごしました。同期の誕生日をお祝いし、おいしいケーキを食べて、朝まで歌ったり話したり。幸せな時間です。(2026.04.28.~30., 05.01-02.)
優しいバイクタクシー運転手
今日は少し遠い(徒歩で片道約4時間の)村に行こうと思い、途中までバスで行けると思ったためセクターオフィスの前でバスを待っていました。近くにいたバイクタクシーの運転手さんに行き場所を伝えたところ「その村に行くバスはないよ」と言われ、それでも前にバスがその方向へ向かうところを見たことがあったため「待ってみる」と言って待つこと1時間くらい。やはりバスは来ず、なんとバイク運転手さんが村長に電話をしてくれて、村長がバイクでオフィスまで来てくれました。「一緒に村に行こう」と言ってくれましたが、私は安全ルール上バイクに乗ることができないため「バイクでは行けないよ」と伝え、地図で場所を教えていただき来週行くことにしました。
私の任地ではバイクタクシーが主な交通手段です。バスは週2回の1時間に1回のみ。そのバスもバス停や時刻表がありません。先日村へ行こうとしたときには「ここから先はいかないよ。朝しか動いていないよ」と言われました。みんな週に2回と言うけどたまに月・木以外にもバスを見かけることがあります。5ヶ月経ってもバスの時間を掴めないことに少し悔しくなりました。もう考えないようにしようと思います笑。それでも突き放すことなく話を聞いてくれて村長を呼んでくれたり、他の人に伝えてくれたり、行き方を教えてくれようとする人たちがいて、優しさを感じました。(2026.05.14.)
村人との出会い
今日はセル会議に参加しようと思い、ある地域を訪れましたが、住民の写真撮影があるため会議はないと言われました。村会議やセル会議の日程も住民によって違います。今日こそあるかなと思い村まで歩いても「今日はないよ」と言われることが多くあります。せっかく村まで歩いたので村散歩をしてみたところ、木の下で休んでいるおばあちゃんが呼んでくれたので近くへ行ってみました。椅子を用意してくれて少しだけお話。温かい村の人たちが好きだなと改めて感じました。近くのお家の前で伝統工芸品であるアガセチェかごをつくる1人の女性に出会うことができました。近くに行き作業を見せていただくことに。話を聞いていると、「作っても売る場所がない」と。私はこのような伝統工芸品が好きです。これからも村を訪問し、たくさん話してヒントを見つけていきたいと思いました。もっとこの人たちと同じ時間を過ごしたいと思いました。帰り道には「家に寄って行って!」と声をかけてくれる家族が。家の前では「写真を撮って!」と声をかけてくれる子どもたちが。こうやって1人の人として声をかけてくれて、自分も勇気を出して近くに座ってみて、話すことができて嬉しかったです。今日はいつもより寛大な心を持って村を歩いてみたら、いつもより心がすり減らなかった。(少しだけすり減る瞬間もあったけど。)少しずつ慣れてきている気がします。(2026.05.19.)
コーヒー農園見学☕️
先輩隊員が活動しているコーヒー農園の見学へ行きました。私の任地からはバスで6時間。途中キガリで乗り換えていきます。バスから見える景色は任地と違っていて、面白かったです。道中に川が流れていたり、フィンランドのように細長い木が生えていたり、茶畑が広がっていたり。自然を感じました。道はいろは坂のようなクネクネした道でした。大きな湖「キブ湖」が見えてきて感動しました。
まずはコーヒーの加工場へ。丘の上、キブ湖が見える場所。コーヒーの知識が全くない私にとってすべての情報が新鮮でした。加工(プロセス)について細かく説明していただきました。普段先輩隊員が一緒に活動している現地のスタッフさんにもご挨拶をしました。コーヒー農園では実際にコーヒーチェリーを見ることができました。コーヒーチェリーには2つ豆(パーチメント)が入っていて、滑りをとって洗う、乾燥させる、という流れがあるそうです。プロセスには「ナチュラル製法」「フルウォッシュ」「ハニー」など、乾燥や発酵の工程などの違いにより風味が変わることがわかりました。日光に弱いため、シェードツリーを作り直射日光が当たらないような工夫をされていました。ガーナでのカカオ農園見学を思い出しました。コーヒーチェリーの果肉・皮の部分を乾燥させた「カスカラ」はお湯で割ると紅茶みたいに飲むことができるということを知りました。カッピング体験ではそれぞれ違う製法のコーヒーを飲み比べました。香りも味も製法によって変わるんだということがわかり、面白かったです。保管方法を見直すために現地の竹を使用して職人さんにカゴを作ってもらったり、アフリカンベッドを作ったり、現地の人たちの知恵を生かして協力している姿を見ることができました。初めての世界。コーヒーの世界は奥深い。(2026.05.22.-24.)
セクターオフィスとの「協働」
ローカルカフェで作業をしていたら、セクターのスタッフがたまたま来ました。最近の活動の様子や地域の井戸の稼働状況について話をしました。このスタッフは「water and sanitation(水と衛生)」担当であり、井戸について関心を持っていて、会うといつも活動の状況を聞いてくれます。どの地域の井戸が動いているのか、故障している井戸のある村の人たちは何と言っているのか、自分たちができることは何なのか、パーツはどこで買えるのか。「これから夏になると水不足問題が出てくる。その前に管理する必要がある」と仰っていました。「これから行くけど一緒に行く?」と聞かれましたがバイクが使えないため断念(悔しい)。「次回は一緒に行こう。村人たちと話して、何かアクションを起こそう」と言ってくれました。これまで1人で村を訪問して住民たちと話し、どう進めていけばいいのかわからない状態でした。その場でこれまでの調査のデータを共有しました。今後計画も共有していこうと思います。こうやって「一緒にやっていこう!」って言ってくれる人がいると嬉しくなります。もっと一緒に動いていきたいと思います。(2026.05.26.)
はじめて行く村
ある日、セクターオフィス前に座っていたら、女性に声をかけられました。その女性は「私の村には水がない。ハンドポンプもない。一度見にきてほしい」と言っていました。自分たちに何ができるのかはわからない、けど一度この村に行ってみようと思っていました。徒歩では片道4時間以上かかりそうだったので週2のバスの日を待つことに。以前からdiaryに書いているようにバスのスケジュールがまだ掴めておらず、バイクタクシー運転手に「この地域に行くバスはないよ」「ここから先には行かないよ」「午前中しかないよ」「夜しかないよ」(誰の言っていることが正解なのか...)などと言われ、何度も断念してきました。
ついに行きたい村の方向へ向かうバスに乗ることができました。嬉しくて周りにいたバイクタクシー運転手さんたちと握手をし、途中までバスで行きました。一緒にバスを降りた女性が同じ方向に向かうということでキニアルワンダ語講座をしながら一緒に歩いてくれました。普段は1人で歩いていて、周りの人に挨拶をし、手を振り、少し心が疲れてしまう道中。「一緒に歩いてくれる人がいるとこんなにも心強いのか」と感じ、嬉しくなりました。途中のタウンのような場所から歩いて1時間くらいのところにハンドポンプがありました。セクターオフィスの人からも遠いと言われていたためいつか自転車で行こうと思っていましたが、今回ハンドポンプの状況も見ることができました。水がよく出ていて問題ないと思っていましたが、住民の話を聞いてみると水が少ないとのことでした。また来週来ることにしました。
そこからさらに1時間ほど歩いたところの賑わっているところで、村長に電話をかける。子どもたちに囲まれ、外国人は珍しいからみんな見たいのか、「後ろの子たちが見えないから前の子たちは座って!」と言われていました笑。一緒にここまで歩いてくれたおばちゃんとサモサを買って木のベンチで休憩。待っていると村長が迎えにきてくれました。歩いて30分ほどのところにコーヒー農園が広がっており、村長はこの地域は水がない。ここに水が必要だ。と教えてくれました。村長は村会議の場所まで教えてくれて、村人たちに私のことを紹介してくれました。今後どのようなことが一緒にできるのかまだわかりません。それでもこの人たちとの関係は続けていきたいと思えるような、とても温かい村でした。また行きたいと思います。(2026.05.28.)
同期との再会
モザンビークから同期がルワンダに来てくれました。初めての任国外旅行で来てくれた同期。訓練所以来の再会に感動しました。訓練所ではチームルワンダと隣の席でよく話していた同期がルワンダにいることが不思議でした。同期の家でお泊まりをしたり、首都で集まりカフェに行ったりしました。韓国料理、ジェラートなどを食べて、朝まで話しました。同じアフリカでも、国の雰囲気や人々の感じも違うようです。活動や暮らしの話を聞くことができとても楽しかったです。とても幸せな時間を過ごしてくれる同期たちの存在に感謝。また会いたいって思える同期に出会えて幸せだと改めて思った日でした。(2026.05.29.)
マーケットまでの道中
久しぶりに週1のマーケット(isoko)へ行きました。isokoに行くとどうしても視線を集めてしまうため、あまり得意ではありません。「よしいくぞ」って決めて外に出た瞬間に胃が痛くなりました。外に出ると、ご近所さんが「一緒に行こう」と言ってくれました。ikibazo ikibazo (問題)とお腹を指したら、「monda」と教えてくれました(今日覚えたキニアルワンダ語:お腹(monda))。おばちゃんが「私はあなたの友達だよ。」と言いながら一緒に買い物をしてくれました。「次は何が欲しいの?」「これある?」ってお店の人に聞いてくれて、値段も聞いてくれたり。マーケットで出会う知り合いの方たちからは、「明日も変わらないようだったら電話してね。薬持っていってあげるから。私の知り合いが病院で働いてるよ。」と声をかけてくれました。ここで暮らすには地域の人とのコミュニケーション、関係が大切だと改めて感じました。今日外に出ていなければ気づくことができなかった、まわりにいてくれている優しい人たちの存在。ここ最近、また定期的に来る「外に出たくないモード」の日が来て、お家で作業をする日があります。自分をプッシュしすぎずに、守りながら、外に出ることも大切にしていきたいと思いました。(2026.6.6.sat.)
キガリマラソン
人生で初めてマラソン大会に出場しました。メダルとTシャツがもらえるとのことで、ルワンダのマラソン大会に出ることなんて人生で貴重な機会になると思ったので、記念に出てみました。私のことを知っている人からしたら、驚きだと思います。10kmコース「Run for Peace」、ハーフマラソン、フルマラソンがありますが、私は10kmを選びました。しかも走るのではなく最初から最後まで歩きました。マラソンではなく10kmウォーキングです。「Run for Peace」はベビーカーを押すお母さんたちや親子で参加されていて、温かい空気が流れている感じがして幸せな気持ちになりました。活動では週2で最低2時間くらい歩いているからか、あまり疲れすぎることなく楽しく歩くことができました。普段は村を歩いていますが、キガリマラソンでは舗装された道、車が通る道を歩くため、いつもとは景色が違い、なんだか気分が上がりました。途中でルワンダ伝統太鼓を演奏してくれる人たちがいたり。とても楽しかったです!同期がハーフマラソンを走ったので応援に行きましたが、参加者のみなさんの速さに驚き。応援に笑顔で頷いてくれる人や手をふりかえしてくれる人もいました。初めてのマラソン大会はとてもいい思い出になりました。(2026.6.13.sat.)
半年
秋田県でのグローカルプログラムから1年(早い!)。ルワンダに来て今日で半年が経ちました。人生初めてのひとり暮らし in Rwanda 6ヶ月目。海外に滞在するのも最長記録を更新しました。振り返ると、任地で活動し始めて2週間目で倒れ、ちょこっと休養。はじめの2ヶ月くらいは毎朝涙と吐き気から始まり、「大丈夫大丈夫」と言い聞かせて外に出る。現地語しか通じない村での活動で、話していても理解できず伝わらず、いっぱいいっぱいになり帰宅して涙。視線を集めすぎて苦しく、辛くなり涙。会議では話している内容についていけず、自分の意見も持てず活動方針も見えず悔しくなり悩む。2日に1回の断水。水シャワー。トイレが流れない。どんなふうに生活を整えていけばいいのか分からない。キガリに行って同期と別れる度に寂しくなって涙。そんな日々を必死に生きていたらあっという間に半年が過ぎていました。半年を振り返り、学びを3つに分けて記録しておこうと思います。
暮らし:周りの人たちからの助言のおかげで暮らしを整えられるようになりました。断水にも慣れました。ひとり暮らしに慣れてきたのか、自分なりの楽しみ方を見つけられてきたからか、涙も出なくなりました(笑)。自炊も洗濯もお皿洗いも掃除も、自分のペースを掴んできました。ギター教室に行ったり、先輩隊員からギターをいただいたり、絵を描いたり、、娯楽も見つけました。近所の人たちも覚えてくれて家の前やマーケットで声をかけてくれるようになりました(これが一番嬉しい)。ローカルレストランへ行き、ローカルフードを食べて、友だちもできました。やはり地域に自分のことを知ってくれている人がいるということが暮らしやすさに繋がるなぁと思います。これからも近所の人たちとの関係性を大切にして、もっとルワンダの暮らしを知りたい、自分なりの暮らし方を見つけたいと思っています。週2のバスがあることもわかりました。キガリへ行くハードルも低くなりました(まだ首都で同期と過ごしたあと任地に戻るときは寂しくなります。きっと日本語を話し、ただ同期と過ごす時間が癒しの時間なのです...)。
活動:ハンドポンプがある村を訪問し挨拶をする。連絡先を交換する。テクニシャンと一緒に井戸修理に参加する。...というようにまずはできることから始めました。地域の人から声をかけられてまだハンドポンプがない村への訪問も。村までは基本的に徒歩で行きますが、最近は週2のバスを見つけたので途中までバスで行ったりもします。現地語でのコミュニケーションはまだまだ難しく、苦しくなることもありますが、ゆっくり話してくれる優しい現地の人たちのおかげでなんとか活動できています。ゆっくり話してもらってノートに書いて翻訳する。とても時間がかかりますが、繰り返していると「あ、この人水の話してるな」「集金が難しいって言っているな」「次この日に会おうって言っているな」など、本当に少しですがなんとなく分かってきます。これからはハンドポンプが動いている地域のモニタリングや修理のための集金について、また水源を必要としている地域への訪問等を考えています。現地の人との協働を意識していきたいと思います。活動外でも自分が好きな音楽やアートを通して子どもたちと関わることができたらいいななんて思っています。
専門ではない水の分野で自分に何ができるのかわかりませんでした。周りの人にも「専門性がないのに何をしに行くの?」とたくさん言われました。今でも「ここで自分は何ができるんだろう」と思う瞬間がたくさんあります。それでも地域の人と暮らし、時間を過ごしていく中で「これは自分ができるかもしれない」「こういうことしたいな、できないかな」というヒント、どんなに小さくてもいいからそういうヒントを少しずつ見つけて活動しています。こんな私に対しても突き放したりせずに受け止めてくれて一緒に活動しようとしてくれたり、道を教えてくれたり、握手をしてくれる、村の人たちの優しさに触れて、「これがしたかったことだ」「ここにきてよかった」と思う瞬間もたくさんあります。これから1年半という短い期間。ここを選んできた理由を思い出して、役割を考えながら、活動を継続していきたいと思います。(まだまだ分からないこともたくさん。活動の方向性や計画表を考えていかないとなぁ。)
充電時間:時間を無駄にしたくないな、丁寧な暮らしをしたい、地域の人と関わっていたいと思いつつ、外に出たくないモードになるときがあります。半年が経ってもいまだに外に出る前は緊張し、外に出ると視線を集めるため、無意識に心がすり減り苦しくなります。私の場合は月に1回のペースで定期的にくることがわかりました。以前は「こんなんじゃダメだな、甘えだな」と思っていましたが、最近は私には充電時間が必要、これも自分なんだと受け入れるようになりました。協力隊になり、色々な人に出会い、以前よりも自分からSOSを出すようになりました。誰かに「助けて!」って言えるようになりました。「寂しい」や「体調を崩してる」などの弱音を誰かに自分から伝えないと気づいてもらえない、それは危ないことだということがわかったからです。そしてそんな弱音を吐く自分を受け止めてくれる同期がいるということがわかったからです。自分は自分らしく自分の人生を生きていいよね、って最近は言い聞かせています。自分の心の健康を守るためにも充電時間をしっかりと取りながら活動していきたいです。国際情勢や感染症の拡大等により、いつ活動ができなくなるか分からない協力隊生活。今ここで活動できるということは当たり前ではない。そのことを忘れずに、地域の人と向き合っていきたいです。(2026.6.17.wed.)