9 百合ヶ丘に咲く百合
投稿者 植物に興味津々Y 2021年3月20日掲載
投稿者 植物に興味津々Y 2021年3月20日掲載
この地域にたくさん自生していて、地名のもとになった百合の花は上の写真のヤマユリ。このヤマユリは、昭和26年に日本で最初の県の花として神奈川県の花に。そして平成24年には麻生区区制30年を記念して区の花にもなったんだそうです。
ところが、この地区に自生するヤマユリは壊滅状態。ただいま「麻生ヤマユリ植栽普及会」がヤマユリ復活を目指して活動中。
そんな中、この地域の歩道の植え込みや公園の中、庭の片隅にも…と、あちこちに元気よく咲いているのが、テッポウユリによく似た下の写真のタカサゴユリ。葉っぱが細いのが特徴。
最初は園芸種として入ってきたものが、帰化植物として全国の荒れ地や海岸、山地にと広く分布しているらしく、このユリは種を多くつけるので、種が風に乗ってどんどん増え広がっていくんだそうです。厳しい環境にも耐えて、突然生えてきて花をつける、たくましいユリ。