16 霜柱つながりで氷の花
投稿者 NY 2022年2月27日
投稿者 NY 2022年2月27日
2枚の写真は、我が家の庭で撮ったもの。植物の名前は「シモバシラ」。
夏に白い花も咲くのですが、冬のこの姿が印象的なせいか、こういう名前になったようです。
シモバシラはシソ科の植物で関東地方以西~九州に分布している高さ40~70cm程度の多年草。8月下旬から10月上旬に白い穂状の花を咲かせます。
そして、冬には地上部分は枯れてしまいます。
氷の花は、シモバシラの根から吸い上げられた水分が枯れた茎からしみだし、冷たい外気に触れて凍っていくことで作られます。
というわけで、気温が氷点下になった早朝だけに咲く、ちょっと自慢したくなる「氷の花」です。
気温が上がると、あっけなく溶けて消えてしまうので、早朝から「見て見て!」と、人をお呼びすることもできず、ひっそり楽しむしかないのが残念です。
水が凍るほどの氷点下でなければできない上に、雨や雪が降っている日や風が強い日にもできないという、なかなかデリケートな花です。