担当教員:三尾 裕子(文学部人文社会学科社会学専攻 教授)
専門分野:文化人類学
専門地域:台湾、ベトナム、中国大陸の中国系(華人系)住民を中心とする人々
研究業績:研究業績一覧 List of Publicationsや教員紹介をご覧下さい。
開講日時:木曜日4限・5限、三田キャンパス
人数:3年生11人・4年生13人(うち、他専攻1人))
卒業生:2017年3月卒業 6名
2018年3月卒業 7名
2019年3月卒業 10名
2020年3月卒業 12名
2021年3月卒業 11名
2022年3月卒業 14名
2022年9月卒業 1名
2023年3月卒業 4名
その他:ゼミ、授業についての詳しいシラバスなどは、慶應義塾大学 シラバス・時間割 (keio.jp) でご確認下さい。
・2024年2月12日~14日 伊東にて春合宿を行いました。
・文化人類学の基本文献の輪読、卒論構想の発表などを行いました。
・2023年9月25日~29日 沖縄県石垣市
・三尾ゼミでは2017年に続く2回目の石垣島での合宿でした。学生は「サステナツーリズム」と「方言」というテーマで2つの班に分かれ、事前準備の上、現地調査を行いました。
・成果はオープンゼミでのプレゼンテーション、報告書の形でまとめました。
・今回も現地の皆様に沢山お世話になりました。本当にありがとうございました。
・2023年2月27日~28日 湯河原合宿
・文献の輪読、ビブリオバトル、卒論中間発表などを行いました。
今年度は「池袋チャイナタウン」を中心に、主に食文化について研究を行いました。
研究成果は、オープンゼミのためのプレゼンで発表予定です。また年度末を目指して報告書も作成します。
3月14,15日に三田キャンパスにて文献の輪読、ビブリオバトル、卒論中間発表などを行いました。
新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、例年行ってきたフィールドワーク型の合宿は開催できませんでした。
その代わりに、「博物館研究」を行いました。10月17日には、日帰りで国立民族学博物館の見学、フィールドワークを行いました。
研究成果は、オープンゼミのためのプレゼンで発表予定です。また年度末を目指して報告書も作成します。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、泊りがけの合宿は開催できませんでした。3月に数回に分けてオンラインでの合宿を行い、ビブリオバトルなどを行いました。
新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、例年行ってきたフィールドワーク型の合宿は開催できませんでした。
その代わりに、3年生は、「コロナ×○○」という課題を設け、単独あるいは班を組んで、文献調査、東京や故郷での可能な限りのフィールドワーク、オンラインでのアンケートなどを行い、現在私たちが直面している瞬間を記録に残しながら、コロナを人類学的に考察する研究を行っています。
具体的には「コロナ×差別」「コロナ×貧困(子供食堂)」「コロナ×訪問看護」「コロナ×祭礼」「コロナ×サークル活動」「コロナ×大学生活」「コロナ×留学生」「コロナ×授業」などをテーマにしています。研究成果は、オープンゼミのためのプレゼンで発表予定です。また年度末を目指して報告書も作成します。
2020年2月24日から26日に湯河原での春合宿を予定していましたが、新型コロナウィルスの感染が広がり始めていたことから、中止しました。
2019年9月17日~21日 北海道沙流郡平取町二風谷
4月から新3年生と合宿の形態、すなわち、座学の合宿(文献講読)か、フィールドワークを行うか、というところから話し合い、北海道での合宿に決定しました。授業では、北海道について各自が興味を持ったことについて下調べをし、最終的に、アイヌに関係するテーマを設定し、基礎知識を身に着け、またどこで、誰に、何を伺ったらいいか、ということも考え、現地との連絡やアポイント取りなどをして、調査に臨みました。
メンバーは、観光班、自然班、言語班、博物館班の4つに分かれ、共同調査の形で研究を進めました。
現地は合宿期間中ほとんど好天に恵まれ、スムーズに調査を行うことができました。
帰京後は、調査の記録をもとに先行研究などを参照しながらオープンゼミのためのプレゼンを準備しています。また年度末を目指して報告書も作成中です。
現地の協力者をご紹介くださったスチュアート・ヘンリ先生、事前学習でのレクチャーや現地での共同調査にご参加くださった吉本裕子先生、そのほか、たくさんの研究者、現地の皆様にお世話になりました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
2019年2月24日~2月26日 湯河原春合宿
新ゼミ生は、桑山敬己・綾部真雄編『詳論 文化人類学とは何か』の輪読、3年生は卒論構想の発表を行いました。
2018年9月18日~22日 沖縄県那覇市合宿
4月から新3年生と合宿の形態、すなわち、座学の合宿(文献講読)か、フィールドワークを行うか、というところから話し合い、沖縄本島での合宿に決定しました。授業では、小田博志『エスノグラフィー入門 <現場>を質的研究する』(春秋社)を読んで、フィールドワークの技法について、学びました。並行して、沖縄について各自が興味を持ったことについて下調べをし、基礎知識を身に着け、またどこで、誰に、何を伺ったらいいか、ということも考え、現地との連絡やアポイント取りなどをして、調査に臨みました。
メンバーは、エコツーリズム班、ダークツーリズム班(戦争記憶継承と観光)、宗教班(宗教的職能者、門中と祖先祭祀)の3つに分かれ、共同調査の形で研究を進めました。
現地は合宿期間中ほとんど好天に恵まれ、スムーズに調査を行うことができました。
帰京後は、調査の記録をもとに先行研究などを参照しながら報告書を作成しました。
沖縄研究者の方々や現地の皆様にお世話になりました。心より御礼申し上げます。
那覇空港にて↓
2018年2月23日~2月25日 真鶴春合宿
新ゼミ生は、波平恵美子編『文化人類学 カレッジ版』の輪読、3年生は卒論構想の発表と秋学期に読み残した文献の輪読を行いました。
ゼミ合宿時点での3年生の卒論テーマ
多文化教育
ユタ研究
岩手県沿岸部における死生観
文化相対主義
民族衣装
街並み保存と観光
プラナカン・チャイニーズ表象
アニメ聖地巡礼の誕生と展開
大衆的ミュージカルにおける観客の受容
中国系移民
呪術 「ばちが当たる」とはどういうことか
原宿/表参道 町の捉え方
神戸華僑・華人と阪神淡路大震災
近現代における人間本性の理論と社会---その影響と役割
2017年9月17日~9月21日 沖縄県石垣市夏合宿
4月から新3年生と合宿の形態、すなわち、座学の合宿(文献講読)か、フィールドワークを行うか、というところから話し合い、三尾が以前調査でお世話になったこともある石垣島での合宿に決定しました。その後、各自が興味を持ったことについて下調べをし、基礎知識を身に着け、またどこで、誰に、何を伺ったらいいか、ということも考え、現地との連絡やアポイント取りなどをして、調査に臨みました。
ゼミ生も増えたため、台湾系移民研究(移住班)、エコツーリズム研究(観光班)、霊的職能者研究(宗教班)の3つに分かれ、共同調査の形で研究を進めました。
あいにく、出発の直前は石垣の近くを台風が通り過ぎ、出発当日は、その台風が九州から本州へ向かおうとする時で、心配しましたが、飛行機も無事に飛び、現地は合宿期間中ほとんど好天に恵まれました。
ゼミ生たちは、帰京後、調査の記録をもとに先行研究などを参照しながら報告書を作成しました。
調査にあたっては、フリージャーナリストで元八重山毎日新聞社記者の松田良孝氏に、現地の方を多数ご紹介いただきました。また、直前に映画『海の彼方』が公開され、出演された玉木家の皆様にコンタクトを取らせていただき、お世話になりました。そのほか、個別のお名前は省略させていただきますが、多数の現地の方々にお世話になりました。本当にありがとうございました。
2017年2月25日~2月26日 伊東市春合宿
新ゼミ生は、エリクセン『人類学とは何か』の輪読、3年生は卒論構想の発表を行いました。新ゼミ生は、波平恵美子編『文化人類学 カレッジ版』の輪読、3年生は卒論構想の発表と秋学期に読み残した文献の輪読を行いました。
2017年7月時点での4年生の卒論の仮テーマ
科学人類学
奄美のユタ信仰(あるいは日本神話)
沖縄のアイデンティティ
アイヌのアイデンティティ
中国回族の若者のアイデンティティ
日本におけるタイイメージ(2016年秋タイ留学経験者)
イギリスの多文化主義(2016年夏~2017年6月イギリス留学経験者)
集合写真↓
2016年9月19日~23日 奄美大島(鹿児島県大島郡笠利町、鹿児島県奄美市名瀬)合宿
4月から新3年生と合宿の形態、すなわち、座学の合宿(文献講読)か、フィールドワークを行うか、というところから話し合い、三尾が以前調査でお世話になったこともある奄美大島での合宿に決定しました。その後、各自が興味を持ったことについて下調べをし、基礎知識を身に着け、またどこで、誰に、何を伺ったらいいか、ということも考え、現地との連絡やアポイント取りなどをして、調査に臨みました。
あいにく9月19日は奄美の近くを台風が通り過ぎたため、飛行機が無事に飛ぶかどうか心配でしたが、問題なく運行されました。とはいえ、現地で予定されていて、参加をご許可いただいていた笠利町用集落での敬老会は中止となり、参加できなかったのは残念でした。
19日~21日は、主に笠利町佐仁集落で、22日は奄美市名瀬で各自現地調査を行いました。調査対象は、八月踊り、島唄などの伝統文化の継承のあり方について、ユタと呼ばれるシャーマンについて、民間信仰とキリスト教信仰の関係性について、奄美の体験型ツーリズムについてなどです。
ゼミ生たちは、帰京後、調査の記録をもとに先行研究などを参照しながら報告書を作成しました。
島では、民宿のご夫婦から楽しいお話を伺ったり、ご自宅で植えられた野菜、近くの海で釣ってくださった魚など新鮮でおいしいお料理を頂いたりしました。また、佐仁集落では、八月踊りや島唄の保存と継承に力を注いでいらっしゃる方々、ユタ神様、また地元の方々、笠利町や名瀬の教会関係者、名瀬の楽器店、商店街の方々、旅行業者の方々など、大変多くの皆様にお世話になりました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。また、奄美大島調査を始めるにあたって、そもそも三尾がお世話になっていた方々には、お車を貸していただいたり、情報を提供してくださる方々をご紹介いただきました。そのご縁で記者の方、地元の発展に力を尽くしておられる方々などともお話を伺う機会を得、たくさんのことを学ばせていただきました。本当にありがとうございました。
2016年2月10日~2月11日 湯河原春合宿
新ゼミ生は、エリクセン『人類学とは何か』の輪読、3年生は卒論構想の発表を行いました。
現時点での3年生の卒論の仮テーマ
香港雨傘革命に見る香港の世代間の意識の差異
多民族国家イギリスの都市、ロンドンにおける多文化社会の考察
地域おこし(特にグリーンツーリズム)
日本と韓国の在日コリアン政策が在日コリアンのアイデンティティの及ぼした影響について
台湾人のアイデンティティと中国への経済依存
海外で現地化・普及された日本食品から見る「日本食らしさ」とは
過疎地の住民の生活を向上させる社会関係資本の役割を考える
勉強や夜の懇親会で、みんな疲れて寝不足です(笑)↓
2015年9月8日~9月12日 香港合宿
4月から各自が興味を持ったことについて下調べをしたうえで、香港での現地調査に臨みました。また、香港中文大学の学生サークル「Japanese Society」の2014年度の執行部「櫻日和」を中心とする皆さん、日本から留学に来ている学生さん、慶應に留学していた香港の学生さんなどと交流したり、アンケートに答えていただいたりして、香港についての理解を深めました。調査にあたって、事前準備からご協力いただいた、中文大から慶應へ8月まで留学生していた郭さん、香港中文大学日本語学科の小出雅生先生、合田美穂先生、香港中文大学人類学科のSidney Cheung先生、また香港で出会った学生さんたち、「櫻日和」の関係者の皆さん、本当にありがとうございました!