消化と吸収

食べ物を食べると、体の中で細かく分解されて、小腸の壁などから、とり入れられます。

食べ物を細かく分解することを「消化」、体内にとり入れることを「吸収」といいます。

栄養素は、「タンパク質」、「炭水化物」、「脂肪」、「ビタミン」、「無機物」という物質に分類することができます。

「タンパク質」と聞いて、どんな食べ物を想像しますか。

まずは、そうですね。最近、よく目にするプロテインあたりでしょうか。

英語のproteinは「タンパク質」の意味です。ただし、売り場で見かけるプロテインは、タンパク質以外にも、炭水化物や無機物が入っています。原材料名を見てみると、いろいろな発見があります。わたしは、食べる前に原材料名を見てしまうタイプの人間です。

学校の授業では、「タンパク質」は、卵やお肉に多く含まれていると紹介されます。

滋賀県民といえば、近江牛。おいしいです。岐阜県の飛騨牛も好きです。

すみません。話がそれました。

本題です。

例えば、朝にお味噌汁と白米とサラダと焼き魚を食べたとします。

口の中では、まず、唾液により、白米のデンプンが分解されます。かめばかむほど、唾液はたくさん分泌され、さらにかむことにより、食べ物が細かく、より消化されやすい状態になります。

お味噌汁の味噌は大豆から作られています。大豆や、焼き魚などに多く含まれるたんぱく質は、胃液により、分解されます。

胃液は強い酸性で、塩酸を含んでいます。

サラダに多く含まれる食物繊維は、消化されずに大腸まで届き、腸内にすんでいる善玉菌のエサになります。そして、腸内環境を整えることができます。腸内環境が整えば、便通がよくなり、また免疫力も向上すると言われています。

腸内環境の話は、学校では習っておらず、社会人になってから知ったことばかりですが、なかなか興味深いです。

そして、「消化と吸収」は高校の入学試験にも出題されやすい分野なので、「どの栄養素が、どの器官で、どの消化液(どの消化酵素)により分解されるのか。そして、どの器官で吸収されるのか。」ということを暗記する必要があります。

消化酵素が働く最適温度なども問われます。


最後に、補足です。

わたしは40歳を過ぎたあたりから、感染症にかかったときに、消化する力が弱くなったのを感じるようになりました。

年齢を重ねると、消化液の分泌量は減るらしいです。そのことは今まで知りませんでした。

感染症にかかるとわたしはだいたい食欲がなくなります。

そういうときは、梅干し、レモン、パイナップル、キウイフルーツを意識的にとるようにしています。

梅干しとレモンは、唾液の量を増やすため、パイナップルとキウイフルーツはたんぱく質の消化を助けるためです。

ではでは。今日はこのあたりで。