このページではページではわんちゃんの狂犬病予防接種についてまとめています。
今一度、ワクチンに対する知識を見直してみましょう。
はじめての接種について
生後91日以上の犬をお迎えした時
飼いはじめてから30日以内
生後90日以内の犬をお迎えした時
生後90日を経過した日から30日以内
上記を目安に①広島市への登録 ②狂犬病予防接種の実施 ③鑑札の交付を行います。
ご来院時に獣医師からお聞きしますので、上記を覚えていただく必要はありません。ご安心ください。
接種のタイミング
生後91日を迎えたら初回接種を実施。
その後は毎年4〜6月に1回接種する。
接種証明
接種後に交付する「狂犬病予防注射済証」を自治体に提出し、「狂犬病予防注射済票」を受け取る。
当院は広島市指定獣医師在籍の動物病院のため、接種後すぐに「狂犬病予防注射済票」をお渡しすることができます。飼主様が自治体に出向き、提出する必要はありませんので便利です。
例外
病気や体調不良の場合、獣医師の判断で接種を延期・猶予することがあります。
報告によりさまざまですが、発生率は0.00058%と非常に少ないです。
一般的な副作用
一時的な接種部位の腫れや痛み
倦怠感、食欲不振、嘔吐、下痢
重度の副作用(まれ)
アナフィラキシー反応
虚脱(ぐったり)、呼吸困難(呼吸が苦しい、舌が青紫色)、顔が腫れる etc
免疫介在性疾患(非常に稀)
注意点
特に接種後30分~1時間はアレルギー反応が出やすいため、1日通して一緒に過ごせる日に接種しましょう。
体調が万全でない状態での接種は副作用のリスクを高めてしまうため、接種前に健康チェックを行います。
上記の観点から動物病院が午後も開院している日の午前中に予防接種をおすすめしております。
接種当日
激しい運動(ドックランに行くetc)やシャンプーを避ける。
安静に過ごし、普段と異なる症状がないか観察する。
注意すべき症状
下記の症状がある場合は獣医師に相談してください。
ぐったりしている
呼吸が苦しそう
吐いた
注射部位の大きく腫れている
強い痛みがある
翌日以降
軽い倦怠感や注射部位の腫れはおおむね1~2日で改善します。
症状が3日以上続いたり、悪化した場合は診察を受けましょう。
狂犬病予防接種は、日本の狂犬病清浄化を維持するための取り組みで飼主様の義務です。
接種期間を守り、必ず接種しましょう。
副作用の観点から午前中の接種を強く推奨しております