天の川銀河研究会2024

Milky Way Galaxy Workshop 2024

研究会概要 (Outline)

名  称:天の川銀河研究会2024 (MilkyWay Galaxy Workshop 2024)

日 時:2024/3/6 (水) 午前10時-- 3/8 (金) 午後3時頃(半田教授最終講義は3/8 午後1時頃〜3時頃)

会 場:鹿児島大学 郡元キャンパス 理学部1号館2階大会議室3/8午後のみ理学部 220教室) + リモート講演のハイブリッド形式モート講演のハイブリッド形式 (hybrid style

言 語:日本語、ときどき、英語

参加費:500円(現地参加者のみ。お茶菓子代として徴収)

懇親会:3/7(木) 夜

規 模:約150名(現地参加者 約70名)


研究会趣旨 (Aim)

「天の川銀河研究会」は研究対象・観測波長・研究手法で分離しやすいコミュニティーを「天の川銀河」を共通のキーワードとして横断的に結びつけるため、定期的に開催している研究会です。最も詳細に調べられると同時に、我々の太陽系を含む唯一無二の銀河である天の川銀河について、総合的な描像を得るために、関連分野の課題・研究成果を共有することを目的としています。

近年、多種多様な観測装置やデータ科学的手法の進歩により、天の川銀河の理解が飛躍的に進展しています。例えば、野辺山45m鏡を使用したFUGINサーベイやKAGONMAプロジェクトは、天の川銀河広域の分子ガスの詳細な物理化学状態や星形成活動が及ぼす影響についての詳細な情報をもたらし、星形成の材料である星間物質の理解を一層深めるものとなっています。

一方、天の川銀河の形成と進化を解明するためには、銀河の動力学構造を理解することも不可欠です。電波干渉VLBI位置天文観測 VERAプロジェクトにより、天の川銀河の渦状腕構造が描き出されました。また、位置天文観測衛星 Gaia による星の位置天文観測データや、すばる超高視野主焦点カメラ HSC による深測光観測、赤外線高分散分光器 WINEREDなどの高分散分光観測により、銀河系の恒星系成分、星形成史、矮小銀河との相互作用、局所銀河群のM31/M33銀河の恒星系ハロー構造などに関する貴重な知見が得られています。今後、すばる超広視野分光器 PFSの稼働により、恒星系古成分に関する貴重な化学動力学情報がもたらされると期待されています。

天の川銀河研究は銀河の構造と進化だけでなく、太陽系の形成環境や誕生場、その後の軌道移動過程の研究、さらには、銀河系外縁部の低金属量環境下での複雑有機物探査やその合成過程の研究へと学際的な広がりを見せつつあります。さらに、ALMAなどによるマゼラン雲やM83などの近傍銀河の分子雲の高分解能観測は、天の川銀河における星間物質の進化に関する理解を深める上で重要な成果を上げています。

本研究会では、招待講演者による最先端の研究成果の発表に加えて、一般講演者に分野を問わずご自身の研究の話をしていただきます。なお、今回の天の川銀河研究会は、本研究会の中心的な立ち上げメンバーの一人であり、これまで天の川銀河研究をリードされてきた半田利弘氏 (鹿児島大学 天の川銀河研究センター) の定年退職記念を兼ねています。


招待講演者 (Invited Speakers)・予定内容


講演申し込み・参加登録 (Registration) 

講演/参加申し込みフォーム

講演種別は必ずしもご希望に添えないことがあります。予めご了承いただけますと幸いです。

公開参加者リスト(随時更新)


今後の予定 (Important date)

2023年10月下旬 開催日時・場所の案内(1stサーキュラー)

2023年11月下旬 参加登録・講演申し込み開始(2ndサーキュラー)

2024年1月29日(月)午前9時 口頭講演申し込み〆切(現地、リモート講演ともに)

2024年2月26日(月)午前9時 ポスター講演申し込み〆切

2024年3月4日(月)午前9時 オンライン参加登録〆切


SOC/LOC (milkywaykagoshima2017 -at- gmail.com) ← (注) 2017になっていますが、これで正しいです。

馬場 淳一 (鹿児島大学/国立天文台)、村瀬 建 (岐阜大学)、松永 典之 (東京大学)、服部 公平 (統計数理研究所/国立天文台)、辻本 拓司 (国立天文台)、中西 裕之 (鹿児島大学)、今井 裕  (鹿児島大学)、和田 桂一 (鹿児島大学)、鹿児島大学 天の川銀河研究センター (AGARC)


過去の研究会 (History)