天の川銀河研究会2022

Milky Way Galaxy Workshop 2022

研究会概要 (Outline)

名  称:天の川銀河研究会2022 (MilkyWay Galaxy Workshop 2022)

日 時:2022/11/7 (月) 午前10時開始 -- 11/9 (水) 正午

会 場:鹿児島大学 郡元キャンパス 理学部1号館2階大会議室 + リモート講演のハイブリッド形式 (hybrid style)

言 語:日本語、ときどき、英語

参加費:500円(現地参加者のみ)

規 模:参加登録者 100名以上 (2022/10/25現在)


研究会趣旨 (Aim)

「天の川銀河研究会」は研究対象・観測波長・研究手法で分離しやすいコミュニティーを「天の川銀河」を共通のキーワードとして横断的に結びつけ、最も詳細に調べられる銀河であると同時に我々の太陽系を含む唯一無二の銀河である天の川銀河の総合的な描像を得ることを目的として、隔年程度のペースで定期的に開催しているものです。

天の川銀河の理解は近年の観測装置やデータ科学的手法の進歩により大きく進展してきています。可視光位置天文観測衛星 Gaia による10億個規模の星の位置天文観測データや多種多様な地上測光分光観測により、銀河系の骨格である恒星系の kpc スケールの 3 次元化学動力学構造や星形成史、矮小銀河との相互作用の歴史などの知見が得られつつあります。しかし、Gaiaは星間減光の強い銀河円盤面や中心領域の観測が大きく制限されており、電波・赤外線などの波長帯での観測が欠かせません。一方で、天の川銀河の形成進化史の理解には、銀河動力学構造の理解に加え、星間物質の理解が不可欠です。野辺山45m鏡によるFUGINサーベイでは、 系外銀河観測では実現困難な分解能で様々な銀河構造における分子ガスの詳細な物理化学状態の調査が飛躍的に進展しました。さらに、世界最大の電波望遠鏡 SKA-1 の建設が現在進んでおり、今後、銀河内の水素原子ガスの詳細な空間分布や磁場構造が明らかになると期待されています。また、これら広域多波長観測の進展の一方で、恒星系力学・星間過程・星形成・星形成フィードバック・磁場などを考慮した現実的な数値シミュレーションも著しい進展を見せています。

本研究会でカバーしている主なトピックは、

  • Gaia/VLBI等による位置天文観測による天の川銀河の動力学

  • 銀河動力学構造と分子雲進化・星形成/星団進化の関係

  • 銀河系中心領域CMZ/Sgr A*周辺の現象

  • 天の川銀河の星形成史・化学進化史(銀河考古学)

  • 天の川銀河進化と太陽系の起源、Galactic Habitable Zone

  • 銀河系内の突発天体・連星系の時間領域天文学

  • 天の川銀河の高エネルギー現象と銀河磁場

  • 天の川銀河ダークマターと銀河形成論(近傍宇宙論)

  • 天の川銀河と系外銀河の比較(LMC/SMC/M31/M33, and e.g. Milky Way analogues, Milky Way progenitors)

  • 様々な将来の観測計画・観測プロジェクトの進捗

などですが、「天の川銀河」がキーワードに含まれれば制限はありません。本研究会では招待講演者による各種テーマの最近の進展のレビューに加え、一般講演者には観測・理論・データ解析手法開発・装置開発を問わず「思う存分に」(←時間制限により、とはいかなかったです。すみません。。2022/10/25追記)ご自身の研究の話をしていただく予定です


招待講演者 (Invited Speakers)・予定内容(随時更新中)

11/7 (月) の予定:星間現象・星間磁場・時間領域天文学

  • 藤田真司(東大IoA) FUGINによる天の川銀河の分子雲マップの構築(現地

  • 町田真美(国立天文台) 銀河磁場シミュレーションと電波疑似観測(リモート

  • 植村誠(広島大) 銀河系内突発現象の追跡観測とデータサイエンス(リモート

11/8 () の予定:銀河化学動力学進化

  • 千葉柾司(東北大) 銀河系構造の形成史(リモート)

  • Ramos, Pau (ICCUB/NAOJ) Swimming on a stellar stream: piecing together the Sagittarius dwarf galaxy現地

  • 横山哲也(東工大) 隕石の精密同位体分析に基づく銀河系化学進化とr核種の起源(現地)

11/9 () の予定:銀河系中心

  • 坪井昌人(JAXA宇宙研) 銀河系中心のALMAによる高分解能高感度観測(リモート


講演申し込み・参加登録 (Registration)

公開参加者リスト(随時更新)


今後の予定 (Important date)

2022年8月30日 開催日時・場所の案内(1stサーキュラー)

2022年9月20日 講演申し込み開始(2ndサーキュラー)

2022年10月24日午前9時 口頭講演・現地参加登録の締切り(deadline for oral and on-site)

2022年11月2日正午 ポスター講演・オンライン参加登録の締め切り(deadline for poster and online)


SOC/LOC (milkywaykagoshima2017 -at- gmail.com) ← (注) 2017になっていますが、正しいです。

馬場 淳一 (国立天文台)、松永 典之 (東京大学)、服部 公平 (国立天文台/統計数理研究所)、西村 淳 (国立天文台)、辻本 拓司 (国立天文台)、中西 裕之 (鹿児島大学)、和田 桂一 (鹿児島大学)、半田 利弘 (鹿児島大学)、鹿児島大学 天の川銀河研究センター (AGARC)


過去の研究会 (History)

  • 天の川銀河研究会2020、2020/2/13-15、鹿児島大学 [WEB]

  • 天の川銀河研究会2017、2017/10/24-26、鹿児島大学 [WEB]

  • 天の川銀河研究会2015、2015/3/23-24、東京大学 [WEB]

  • 天の川銀河研究会2012 〜広域サーベイに基づく最新の描像〜、2012/9/6-8、鹿児島大学 [WEB]

  • 銀河系研究会2009 〜銀河系外縁部のサイエンス〜、2009/3/2-4、鹿児島大学

  • 銀河系研究会2006、2006/2/20-22、国立天文台三鷹キャンパス