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左の写真のゾイドが「ゲーター」である。
ゼネバス帝国のゾイドでモチーフはディメトロドン型(昭和版は恐竜型)
モチーフと外見があんまり似てないゾイドも多い中、ゲーターはそのものの形をしている。
プラモとしてはゼンマイ駆動で平成基準では小型ゾイドに分類される。(昭和基準でも小型)
最高速度200km/h(!
武装(平成基準)
小口径ガトリングビーム砲
GPS磁気探知機(背ビレ
テイルカッター(尻尾
などゾイドにしては少な目
速さについては後で触れます。
ゼネバス帝国時代のゲーター。色が白と赤で塗られている。
ZAC2031年にロールアウト(古株)
共和国の電子戦用ゾイド「ゴルドス」に苦汁を飲まされた帝国が、情報戦の重要さを認識し、自国も電子戦用のゾイドをと開発したのが、ゲーターである。
大型ゾイドのゴルドスと比べ、小型ゾイドになったのは、ゴルドスが大型故に見つかりやすかった点を踏まえ、小型なら見つかりずらいだろうということで小型ゾイドになったとのこと。小型故に一機一機の能力はゴルドスより大きく劣っているが、そこは数で補うことでカバーしている。
電子戦能力に特化しすぎたせいでまともな武装はガトリング砲しかなく、どうしても対ゾイド戦は苦手だったらしい。
中央大陸戦争時はその設計通りの活躍を見せるが、単体の電子戦能力の限界が問題になり、後期は後継機である「ディメトロドン」に前線を譲ったといわれている。
惑星Zi大異変後、多くのゾイドが絶滅する中、ゲーターは数を残しており、ゼネバス帝国を吸収したガイロス帝国が主力機として再生産を行った。特に描写がないが帝国の情報戦を支えたと思われる。
その後、実はネオゼネバス帝国も運用したといわれている。その際は無人ブロックスゾイドの指揮機として使われたとか。
最初の情報で気づいた人も多いと思うが、想像以上に最高速度が速いという特徴を持つ。最高速度200km/hはサーベルタイガー並の速度である。これは機体下部にマグネッサーシステム(星の地場に干渉して重さを軽減し飛行などに使われる装置)を搭載しており、飛行はできないが、ホバー移動することで高速移動できるとのこと。
余談だが、昭和の小型ゾイドは最高速度200km/h並は結構いたりする。
※ここからツキアカリの主観がメッチャ入ります!
個人的に好きなエピソードは箱書き(プラモに書いてある活躍)で他のゾイドは何かしたら大型も倒せる、戦闘では侮れないみたいな書き方が多い中、ゲーターは歩兵からしたら脅威だ、という当たり前すぎることが書かれていたことが印象的だった。
逆に言えば索敵が得意なので歩兵も見つけるのが得意だったのかもしれない。
ファンブック1巻でも対歩兵は触れている。
改造パターンの種類も少ない。上記は索敵能力を強化したレドームスペシャル
扱いが悪いどころか語られもしないゲーターだが、あのネオゼネバス帝国も運用したと思うと実はかなり頼れるゾイドなのかもしれない。
歩兵には強いの話も笑い話ではなく、ゾイド世界ではゾイド同士が戦っているだけだろうとぼんやり考えていた時に、こういう話が出ると戦争の生々しさを感じられるため、ネタともマジともとれるナイス設定だと思う。実際生身でガトリング砲を向けられたらトラウマものだとは思う。
※参考資料:ゾイド公式ファンブック1~4、ゾイドコンセプトアート1~4、など