ワクをリーダーとして集められた

駆け出し冒険者パーティー。

いずれもノルテカの帆羽によって

引き入れられたり、見出されたりした者。

※つまり連れ込みメインのパーティー

全体的に世間の事情に無知な者が多く

世界の無情さに振り回されることが多い。

なんだかんだでお人好しパーティー。

それなりに連携としてはよくやっているが

参謀と探索役がしょうもないことで

喧嘩しているのが微笑ましいやら。

まだまだリューン周辺の仕事を中心に

簡単な依頼からこなしていく日々。

『枠の外へ飛び出した一人のねぼすけ勇者』

ワク。

星硝子の冠のリーダー。

トーゾと共に世界を旅していたところ

この宿に辿り着き冒険者になった。

型にとらわれないで冒険暮らしするのが

性にあっているらしいが、ねぼすけ。

「この世界の、"外側"を見てみたい」

『ねぼすけ勇者についてきたお調子者の盗賊』

トーゾ。 

星硝子の冠の盗賊・探索役。

ワクが故郷近くの酒場で出会った流れ者。

世渡り上手な面はあるが、若干図々しい。

ロマンチストで、たまにイタい台詞を吐く。

ライラとは犬猿の仲ではあるが、本質は近い。

「このトーゾ様の手を借りたい、そうだろ？」

『夜明けの空を仰ぎ、忘れえぬ記憶を抱く』

ミカ・ノーストリリア。

星硝子の冠の新米魔術師。

要領が悪く、よく誇大や詐欺に引っかかる。

繊細で落ち込みやすい一方で

その分誰かの善意には敏感。感受性が高い。

よくセリフを噛む。

「でっかい宝物。見つけてみたいですよね！」

『其名において、死も私を変えることはない』

月桂樹の名を持つ。

星硝子の冠の戦士、或いは騎士役。

「どこにでもいる旅人」の姿をしている。

外への好奇心に溢れており、

積極的に見知らぬ世界に触れようとする。

パーティーのムードメーカーでもある。

「最後まで諦めなかった証なんだろ？」

『今は終着点のない、星が好きなただの少女』

ライラ。 

星硝子の冠の参謀。

とある国と街での騒動を経てここへ着いた。

新しいパーティーの参謀役がいなかったため

流れで受け持つこととなった。

やや素直ではないところがあり、

トーゾとよく喧嘩をしている。

「う、うるさいわね！　分かってるわよ……」

『純真な双眸は、かのともだちの証である』

アラン。

星硝子の冠の聖職者。或いはマスコット。

ある事情でトカゲ人間にされていた神父。

純真すぎてよくひとに騙されがち。

ミカとあわせて問題児コンビである。

要はトラブルメーカーでもある。

「行きましょう！　私もいますぐに！」