<館内展示>
館内玄関土間の展示コーナーに展示しました。
★デコパージュ 長坂はるゑさん
★ブリザードフラワー 森田眞紀子さん
★懐かしの氷かき機 一村良治さん
<入場おもてなしサービス>
当館庭先の梅を使用した昔ながらの「梅干し」を用意しましたので
夏の塩分補給に是非どうぞ!
7月4日から1週間だけではしたが季節恒例の七夕かざりを当館庭先に用意したところ、多数の方に願い事を記した短冊などの飾りつけをしていただきました。
今年も猛暑となりましたが、来場者に少しでも季節を感じていただいたことと思います。
杖衝坂の中腹の道路わきの斜面にぽっかりと空いた穴がある。中を覗いてみると狭いながらも地下水路が掘られているようだ。通りがかりの90歳頃の地元の古老によるといつ掘られたのかどのような目的で掘られたのかは不明であるが、物心がついたころからその存在は知っていたとのことであった。
「まんぼ」とは主に水田に用水を引くために掘られた地下トンネルのことをいい、古い鉱山用語で鉱山の穴、坑道のことを表す「まぶ(間府)」が変化したものといわれていて、その多くは江戸時代に掘られたようである。
今も鈴鹿市西部の台地にも多くの「まんぼ」が存在しているが、この杖衝坂「まんぼ」は地元の人にもその存在はほとんど知られていない。穴の入口付近の状態を見ると地肌のままの小さなトンネルは一方は坂の上部(南)へ、もう一方は坂を横切る形で東西方向へと3方向に伸びていて、水路の底は大きな石版のようなものが敷かれている。近代になって掘られたような形跡はなく、少なくとも明治時代以前に掘られたものと思われる。
前出の古老の推察によれば、この坂付近には昔から水脈が豊富(弘法の井戸、大日の井戸も掘られている)で、その地下水を田畑に利用したか、あるいは杖衝坂を上った先に用水池(現在は存在していない)があり、そこから「まんぼ」を掘って田畑に利用したのではないか、いずれにしても他地区にあるような大規模なものではなかったのではとのことであった。
もし由来など詳しい情報がわかれば、地元の貴重な文化遺産として保存していく意義があり、今後も継続的に調査を進めていきたい。もし少しでもご存じの方がいらっしゃれば教えていただきたい。
この度、当館では杖衝坂史跡のPRの一環として、この坂を訪れる方にヤマトタケルが杖を衝いて上ったという伝説に因み、杖の利用サービスを行うことになりました。
用意する杖は坂沿いに自生する竹を利用した1mほどの杖で、当館入口の提供ボックス内に用意し、利用後は芭蕉の句碑の上に設置した返却ボックスに返却していただくことを想定しています。
杖衝坂を上られる方に短い道程ではありますが、多少なりとも古のヤマトタケルに思いを馳せていただければ幸いです。
当地区ではこの度、市の助成を得て地区内の東海道の道筋に萬古焼の案内プレートを設置することになり、本日、「ばんこの里会館」の陶芸教室の講師の指導の下、地元である内部小学校3年生の児童(六十数名)が2人1組になってプレートに思い思いの絵付けを行いました。
このプレートは、焼成のあと、東海道の追分ー小古曽ー釆女間の道路沿いの要所要所に設置予定(3月~)ですので、是非お楽しみに!
12月2日から27日まで百五銀行追分支店ロビーにて、明治、大正、昭和の時代を経て遺された歴史の足跡を探る「内部の近代歴史遺産」と題したパネル展示を行っておりますので、お近くに来られた際には、是非お立ち寄りください。
絵手紙・工芸展示を移設(縁側へ)
絵手紙展示(玄関土間)
芭蕉句碑の拓本
君が代の「さざれ石」
授業開始・終了の鐘
数年前に杖衝坂石碑(昭和天皇の即位記念)の背後に大きな自然石の石板が半ば埋れているのを見つけ、たいへん気になっていた。石板は杖衝坂の中腹にあり、室町時代に坂の中腹に移転された大日堂の入口に向かう「赤道(村の生活通路)」の交わる位置にあり、なんとなくではあるが杖衝坂にかかわる謂われがありそうな佇まいである。この坂には古くは日本武尊杖衝坂伝承、弘法大師の弘法の井戸伝説(平安時代)、芭蕉の句碑建立(江戸時代)などの古い歴史も残されていることから、これらの歴史にも関係していそうにも思われる。
この石板は一見正面にはなにも刻まれておらず、ますます謎は深まるばかり。ところが先日良く調べてみたところ側面にはなんやら文字が刻まれていることを発見した。
この謎を解くべく、市立博物館の副館長と学芸員2名の方に現地に足を運んでいただき見ていただいたところ、「亥之四月十日為往生 願主久蔵」と刻まれているらしい。設置の時代やその目的ははっきりとはわからないが、刻まれた字体や内容から推定すると、江戸時代に設置されたもので、東海道で行き倒れた無名の旅人のための慰霊碑ではないかと思われるとのことであった。確かに江戸時代にはこの坂は東海道として多くの旅人が往来していて、不幸にも旅の途中で亡くなった人も少なからずいたものと思われる。この坂の界隈には数々の史跡もあり、特に大日堂という仏様を祀ったお堂もあったことから慰霊碑設置には適した地であったとも想像される。
とはいえまだまだ謎に包まれた石板であるため、今後地元の古老や古文書からの新たな情報を得て、少しづつでも謎の解明に努めていきたい。
この夏最高の猛暑の中、ロゲーニング大会(うつべスター主催)が開催され、当館が休憩拠点となり、家族連れなど多数の参加者が訪れました。
冷やしたスイカやお茶、スポーツドリンクが振舞われ、館内の見学もしながらひと時を過ごし次の拠点に向かいました。
玄関先には短冊などを用意していますので、ご自由に飾り付けをしていただき、少しでも初夏の風情を感じていただければと思います。
今年も7月7日の七夕を迎えるにあたって博物館の玄関先と東海道案内板の脇にのに七夕かざりの笹を設置しました。
玄関先には短冊などを用意していますので、ご自由に飾り付けをしていただき、少しでも初夏の風情を感じていただければと思います。
地区の絵手紙サークルの皆さんに初夏バージョンの作品に入れ替えていただきました。
お近くにお越しの際には是非お立ち寄りください。
毎年恒例となっている内部小学校3年生の児童(2クラス総勢六十数名)が総合学習の一環として当館に社会見学に訪れました。
朝9時過ぎに当館に到着し、当館の会長の挨拶のあと、クラス単位で館内と史跡に分かれて見学し、11時前に無事に見学会を終えました。
今日は極暑となってしまいましたが、児童は汗だくになりながらも、元気に館内の見学や杖衝坂の史跡を訪れて、熱心に案内人の話に聞き入っていました。
今日の見学訪問を機会に、子ども達が地元の文化や歴史に興味を持つきっかけになれば幸いです。
5月5日のこどもの日「端午の節句」を迎えるに当たり、地元の方々から提供していただいた5月人形や鯉のぼりを飾り付けを行いました。機会があれば是非お立ち寄りください。
期間;令和6年4月21日(日)から一ヶ月間の予定
場所;当館の前庭、縁側、展示室
百五銀行追分支店にて、「うつべに咲く花」と題して、うつべの地区内に咲く花の写真展示を行っています。
機会があれば是非お立ち寄りください。
期間;令和6年4月2日(火)から一ヶ月間の予定
場所;百五銀行追分支店ロビーにて