精子・卵子の提供により生まれた人のためのライフストーリーワーク研究会

「精子・卵子の提供により生まれた人のためのライフストーリーワーク研究会」とは?

 

 この研究会は、精子・卵子の提供に「より生まれた人が、ご自身の出生の経緯を長年、隠され、成人後に知ったことにより、自身が何者か、アイデンティティが危機にさらされ、生きづらさを抱えておられる現実を一人でも多くの方々に知っていただきたいという趣旨で結成しました。そして、その生きづらさをライフストーリーワークという方法で、寄り添うことにより、少しでも整理できないかという投げかけをするために、活動しています。

「精子・卵子の提供により生まれた人のためのライフストーリーワーク研究会」と銘打っての活動スタートは、2016年ですが、それ以前の2011年には「精子・卵子の提供により生まれた人(子ども)のためのライフストーリーブック」の作成、2016年には「ライフストーリーワークとは?~精子・卵子の提供により生まれた人のためのガイドブック」の作成をしてきました。また、毎年、「精子・卵子の提供により生まれた人のためのライフストーリーワーク」勉強会の開催もしています。「ライフストーリーワーク」は社会的養護(生まれた親から離れて里親・養親宅や施設で暮らすこと)の子どもたちへの生い立ちを整理する方法として、発展したものです。この「ライフストーリーワーク」の援助方法を、精子・卵子の提供により生まれた人への寄り添う方法として、才村眞理は試みてきました。将来には、日本で精子・卵子の提供により生まれ、成人してある日突然、自身の生まれについて知った人が、苦悩し生きづらさを抱えておられるのをサポートする方法として、この「ライフストーリーワーク」を知っていただき、一人でも多くの方々にサポーター(実施者)になっていただけることを願っています。

 研究会のメンバーは、精子・卵子の提供による生れた人2名と、研究者3名(森和子(文京学院大学 元教員)、由井秀樹(山梨大学  教員)、代表の才村眞理(帝塚山大学 元教員))の5名です。

 

連絡先;才村眞理 mari.saimura [アットマーク] gmail.com


外部リンク

ライフストーリーワーク相談室(才村眞理):https://r.goope.jp/marisaimura