科学研究

中学・高校での科学研究をより価値あるものに

研究分野の選択

研究は基礎研究と応用研究に分かれる。基礎研究は科学の真理を追究する。応用研究は基礎研究をもとに、社会への適用のための実践的研究である。そのためビジネスとも結びつくことから、逆の視点から企業等の支援を得やすい。また、基礎研究はお金になりにくいため、探索研究など時間と手間ひまがかかるものは意外にも分かっていないことが多い。

PubMedでどこまでわかっているかを知る

すでに結果に疑問をもって追試する場合を除き、誰もまだやってないことを探すことが大事だ。あたりまえだが、二番煎じではいけない。

オリジナリティをどこに求めるか

ようやく、まだ未解明のことを発見しても、それがやることに価値があるかを見極めることが大変だ。世の中の研究には、スイカでやったので、メロンでもやってみました、的な研究が多い。だから何?って突っ込みたくなる。

お金のかからない方法で研究を組み立てる

多くの良質な研究は、多大なる研究費と多くの研究者によりなされる。ノーベル賞小柴氏のカミオカンデには数百億以上の研究費が投じられた。ニュートリノの発見はそれに値する。しかしながら、一般の研究者がそれほどの資金をあつめられるわけじゃない。むしろ、ほとんどの研究者が研究費獲得に多大な時間を要している。まずは、ここから始まる。

オープンデータの活用

ICTの流れを受けて、公的機関等がオープンデータとして様々な観測や統計データを無料で開放している。何をどのように使うかは自分たちのアイデアしだいである。AI解析は比較的安価な研究にもなりうる。

地域の特徴を題材にしてみる

今、住んでいる地域にある生物、鉱物、地理地形など、およそ知られていない事が多く、調査研究というものも科学の基盤研究として貴重なものである。