発酵生理学・応用微生物学
(微生物機能化学)
Last updated date: June 5, 2025
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発酵生理学・応用微生物学研究室
(Lab. of Appl. Biochem. & Microbiol.)
自然界に生息する微生物は無数に存在し、それぞれが種々多様な機能を有しており、人類は昔から微生物を利用してきました。例えば、お酒、パン、漬物、ヨーグルトなどの発酵食品の製造では、微生物が大きく関与することが知られています。また、好熱性細菌が産生する耐熱性酵素は、バイオテクノロジーや食品加工などで広く利用されています。このように、微生物は我々の生活に多大な貢献をしています。しかし、まだまだ、未知の微生物の機能が存在することも明らかです。そこで、これらの無数の微生物の中から、我々人間にとって有用な機能を持つ微生物を選び出し、その機能の開発と応用を目標に研究を行っています。特に好熱性細菌や醸造微生物が産生する酵素や代謝産物の機能と構造の関係を明らかにして、応用に向けた研究を中心に行っています。 最近は、好熱性細菌や発酵食品由来細菌の脂質関連酵素や、和食材の脂質の成分・機能性解析、新規有用微生物のスクリーニングと解析に焦点を当て、研究を行っています。
参考:ホスホリパーゼ、Caenibacillus 属細菌
2025年度
修士2回生: 2名
4回生: 2名
2024年度
修士2回生: 2名
修士1回生: 2名
4回生: 4名
3回生: 2名(後期のみ)
主な研究テーマ
・好熱性細菌Caenibacillus属B157T株が産生するホスホリパーゼAに関する研究
・新規ホスホリパーゼ/リパーゼのスクリーニングと解析
・漬物や植物からの有用微生物のスクリーニングと解析
・ムベ種子由来脂溶性成分の組成&機能解析
共同研究
・令和6(2024)年度
実用化に向けた新奇選択的抗真菌成分の解析
(研究代表者 井沢真吾先生 京都工芸繊維大学)
・令和5(2023)年度
無病長寿の霊果といわれるムベの食品機能性成分の同定と作用機構の解明
(研究代表者 中村考志先生 京都府立大学 和食文化学科
2024.10.21撮影 @ 1号館玄関前
発酵、腐敗、感染症は、いずれも微生物の生命活動の産物というか結果です。従って、本研究室では、微生物の研究をしていますので、研究室に分属した学生・院生は、微生物学や生化学だけではなくて、免疫学や薬学の基礎的なことも勉強しないといけません。
因みに、感染症はさておき、発酵と腐敗における明確な違いはありません。敢えて説明するなら、納豆 (=>) は、納豆が好きな人にとって豆が発酵したものであり、納豆嫌いな人にとって豆が腐敗したものです。(^0^)
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