和食の化学
2025年度以降
和食文化科学科 2回生前期
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和食文化科学科 2回生前期
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美味しさや栄養成分、また、それらの機能を化学的に理解することは非常に重要です。本講義では、栄養科学の分野で用いられている「生化学」の教科書を使用して、まず食品や生体成分の基本的な化学構造とその機能について学びます。具体的には、糖(炭水化物)、アミノ酸・タンパク質、脂質、核酸などについて学びます。また、酵素の作用機序を含めて主要な生体物質の代謝経路やその調節メカニズムについても詳しく学びます。これらの基礎的事項を理解することで、和食を化学的な視点から捉えるための力を涵養します。
本講義は、和食文化科学科2回生前期の選択科目です。この科目を履修しなくても卒業は可能ですが、「和食発酵学」(2回後期の必修科目)を履修するには「和食の化学」の知識が必要ですので、本講義の履修を強くお勧めします。また、高校で化学を学んでいない方にも、できる限りわかりやすく講義を進める予定です。しかし、化学の基礎知識が不安な場合は、1回生のうちに教養科目などで化学の単位を取得しておく方が良いと思います。
5つの基本味、甘味・塩味・苦味・酸味・旨味って、どんな物質(化合物)? そもそも、なぜ、生物は食べ物を摂取しないといけないのか? このような様々な疑問を化学的視点で講義します。
補足:生化学(biochemistry)は、生命を支える化学物質とその機能を研究する学問です。主に、生命を構成する分子である、糖(炭水化物)、アミノ酸・タンパク質、脂質、核酸などがどのような役割を果たし、どんな構造や機能を持っているかに焦点を当てています。また、体内で起こる化学反応や、体に必要な分子がどのように作られるかを理解することも重要です。生化学は、生命を化学的に解明しようとする学問です。
1.糖質
2.脂質
3.タンパク質とアミノ酸
4.酵素
5.核酸
6.ビタミン
7.ミネラル
8.糖質代謝
9.脂質代謝
10.タンパク質・アミノ酸代謝
11.生体エネルギー
12.代謝経路
13.遺伝子の発現制御
14.ホメオスタシス
15.免疫
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