カルディナーレ・エンディルアン

青咲巴と仲の良い留学生。その正体は――。

・登場 「魔法使いと吸血鬼

・所属 「無所属」

・本質 「同調」

好きなもの 日本語・日本の文化の知識


解体殺人が起きている最中という最もタイミングの悪い時期に留学してきた少年。らと同じ高校二年生であり、日本語が達者。青咲憐花の紹介で巴が住んでいたアパートの一室に住むことになる。

父親を探すためにルーマニアから日本に来たと言うが――――。

ルーマニア人だが、母方のルーツはまた別の国である。もっとも、その事実に気がついているのはクラスでもごく一部のメンバーのみで、作中に登場するメンツは全く気がついていない。


巴たちと同じクラスに留学。クラスのアイドル的存在だった。

特に交流が深かったのは青咲巴時雨雪である。


【正体】(以下ネタバレ)

彼の正体は、倉井戸香夜が魔導院内乱改革直後に出会った女性との間に生まれた子供――であり要は倉井戸蒼の義兄妹にあたる。

アーリンス・モンタールがアルケー計画の異常性を悟り、それを止めるための最高の手札としてルーマニアから呼び寄せた少年である。が、倉井戸香夜は自身に息子がいるなどとは微塵も思っておらず、彼を連れてきたところで香夜が歩みを止めるのか――と言われるとかなり可能性は低かった。


とは言ったものの、彼の功績は非常に大きいことだろう。

黒い瞳は父親譲り。気に入っていると自負するほど。

優しすぎる性格と、ちょっと天然なところがあって、クラスの生徒の言う嘘を鵜呑みにする。おかげでちょっとしたトラブルに巻き込まれたことも。

作品登場人物からの一言。

朝日烈火・「母性を感じる生徒が多かったとか…………

盲杖桜陽・「なんやそれ