東条幽志朗とうじょう ゆうしろう

東条紫苑の甥で絵描き。巴の事務所の二階に住んでいる。

・所属 「東条造形事務所」

・本質 「創造」

・特技 絵画

絵画販売で生計を立てるアーティスト。

「東条造形事務所」が表向きに仕事をする際、利用されている青年。本人はその事になんら不満はなく、絵を描き続けている。

油絵を得意とするが、過去には漫画を手がけたことも。ペンネームを用い、王手出版社から連載が決定したが、ある出来事がきっかけで調子を落とし、打ち切りとなった。


ポニーテールが特徴的で、男性でありながら、その髪質は美しい。本人は髪を切るのが面倒なだけ……とのこと。オシャレに執着はないが、若干潔癖症のため身なりは清潔にしている。アトリエでは絵の具でドロドロの白服を着ているが――まぁこれは仕方ない。

新人類と呼ばれる特殊な人間で、意図せずして人の心が読める。幽志朗はこれを利用して、天河七楽螺旋巴の相談役としても一役買っている。

前作に登場する、東条紫苑の甥にあたる。

天河や岩座守とは違って自動車免許を保有していない。「この時代、免許なんてなくてもどうにかなるでしょ?」とのこと。

実際のところは新人類の感応が邪魔をして運転どころじゃないから。

人の心が読めてしまうことから、一時期は酷く苦悩した時期があったが、もう慣れたとのこと。

基本的に一人で過ごすのが好きな性格だが、同世代の天河七楽とは馬が合うようで時折二人で外出もする。

穏やかな性格。怒った姿を見た者はいない。

そういった感情が生じる際は、自己肯定感が低くなり逆に自分を追い込んでしまうタイプ。

【新人類(アナザーワン)】

新人類としての才は上位に値する。感覚拡張に合わせて精神を摩耗する人間がほとんどだが、一般人とは価値観がズレているため問題ない。


「第六感」

他者の心を望まずしてのぞき込む。幻聴や幻覚となってそれは本人を襲う。 

作品登場人物からの一言。

天河七楽・「絵画一枚で毎回百万円――でしたっけ?」

螺旋巴・「家賃はその月の収入から四割とさせていただいております」

花鳥琥珀・(ぼったくりだ……)