熊本救急・集中治療研究会 松園 幸雅 と申します。
この度 第47回熊本救急・集中治療研究会の当番会長を務めさせていただきます。
開催にあたりご挨拶を申し上げます。
本研究会は、救急・集中治療に関係する多職種の医療従事者が、職種の垣根を超えて議論出来る勉強の機会として、熊本で長く継続されている研究会です。 最近では新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、オンラインでの対応を余儀なくされ、救急医療・集中治療領域の皆さんは、大変ご苦労をされたと思います。第46回からは対面での研究会が再開となり、昨年に続き今回も対面での開催を予定しております。 救急・集中治療に関わる皆さんが、一つの会場で、様々な意見を述べ、日常診療で得た知識や失敗談などの経験を含めて議論していただき、今後の熊本の救急・集中治療のさらなる向上を目指すという趣旨で開催いたします。
今回の研究会のテーマとして、「今までの地域医療、これからの地域医療を考える」としました。
現在の医師臨床研修制度が導入されて、医師偏在を招き、医師不足に悩まされ、地域医療崩壊とまで言われるようになって久しくなりました。各施設における努力、医療機器の発達、医療DXへの取り組み、チーム医療体制の構築など、これまで関係者の皆さんの様々な努力により、地域医療は成長しきました。これまでを振り返り、これからの地域医療を考え、今後の医療に役立つ研究会にしたいと思います。
皆さまにおかれましては、本研究会の趣意をお汲み取りいただき、ご支援・ご協力いただき ますように心からお願い申し上げます。
末筆ではありますが、貴社のますますのご発展を祈念致します。
熊本救急・集中治療研究会 代表世話人
熊本大学病院 救急部 教授 入江 弘基
第47回熊本救急・集中治療研究会 当番会長
荒尾市立 有明医療センター 救急科 松園 幸雅