式次第は、こちらからご覧いただけます →【式次第】
式典の開始に先立ちまして、主催者を代表してひと言ごあいさつを申し上げます。
本日、江南市長様はじめ皆さま方におかれましては、ご多用の中をご臨席いただきましたこと、高い席からではございますが厚く御礼を申し上げます。
古知野北小学校は、明治六年、その前身であります「和斉学校」が開設されて以来、ちょうど百五十年の節目を迎えました。 こうして皆さまとご一緒にお祝いできることを大変うれしく思っているところでございます。
今から三年ほど前になりますが、「百五十周年を迎えるにあたり、何か記念に残ることをしよう」という話が持ち上がりました。 各方面からのご意見をいただく中から、「古北山を改修」する案に決定いたしました。 古北山は老朽化が著しいため、その改修にはかなりの費用が必要でした。 お陰さまで多くの皆さまからご寄付をいただきました。 また、教育後援会とPTAからのご支援、さらには江南市からの手厚いご支援が叶いました。 皆さまからの温かいご厚意に深く感謝いたしているところでございます。
さて、改修を終えた古北山は、見違えるように生まれ変わりました。 子どもたちが喜んで遊んでいる光景を目の当たりにしまして、本当に良かったと実感しているところでございます。
この度の記念事業を通じまして、私は「これからの学校教育のあり方」というものを強く考えさせられました。 それは、小学校の教育活動の主役は、先生と子どもたちでありますが、さらに、保護者の皆さまと共に「地域に生きる我々も仲間入りする」ことがとても大切だということであります。 この先も学校と地域が一つになって、子どもたちの未来を大きくしてあげたいと思っています。
最後になりましたが、古北っ子の皆さんにお話しをします。
今日は、古知野北小学校の百五十歳の誕生日でもあります。 皆さんにとって、きっと良い思い出になると思っています。
また、この式場の準備ではたくさん手伝っていただいたこと、本当にありがとうございました。
令和五年十一月十日
古知野北小学校創立百五十周年記念事業実行委員会
会長 大脇 勇
ご来賓を代表しまして、江南市長 澤田 和延 様よりご祝辞を賜りました。
【ご来賓名簿】 ※敬称略
江南市長 澤田 和延 様
江南市教育委員会 教育長 村 良弘 様
江南市議会議員 掛布まち子 様
江南市議会議員 三輪 陽子 様
江南市議会議員 大薮 豊数 様
江南市議会議員 津田 貴史 様
学校歯科医 近藤 直樹 様
江南市教育委員会 教育長職務代理 後藤 鎭全 様
教育後援会会長(R5) 小川 賢 様
教育後援会会長(R4) 中西 孝徳 様
教育後援会会長(R3) 相亰 博和 様
勝佐区長 島田 成康 様
PTA会長(R5) 宇野由加里 様
学校関係者(ボランティアのみなさん、元本校職員)
多くのご来賓の皆様にご臨席を賜り、誠にありがとうございました。
当日は、紙面で紹介をさせていただきました。式次第の最終ページに掲載をさせていただいています。
式典の運営は、実行委員会(学校運営協議会)が中心に行いました。
大切にしている言葉を、思い出の写真で貼り付けて形作りました。
150周年記念式典に向けて取り組んできたことを6年生代表による劇を行いました。
当日、6年生が、古北小ホームページに掲載した内容を紹介します。
【古北小HPより】
今日は、授業参観と150周年記念式典にお越しいただき、ありがとうございます。
6年生の子どもたちは、運動会が終わってから休む間もなく、150周年記念式典に向けて懸命に活動してきました。
当日は、劇という形でこれまでの取り組みを振り返り、感謝の想いを伝えました。やっぱり6年生は劇が大好きです!これまでたくさんの協力をいただき、ありがとうございました!
この他、「絵作り隊による絵」や、「ビンゴキャンペーン」、輝拶隊、KMC隊、peace隊によるアピール活動、「パンフレット製作」、「たすき作り」や「腕章作り」などなど、本当にたくさんの活動をしてきました。忙しい毎日でしたが、その分充実した日々となり、達成感も大変大きなものになりました。本当にお疲れさまでした!
創立150周年をお祝いして、オリジナル校歌を全員で斉唱しました。
一番から四番までは、これまで通りです。五番は古知野北小学校のよいところ、六番は創立150周年のお祝いの気持ちを、それぞれ全校に募集し歌詞にしました。
【創立150周年記念 古北小校歌】
作詞:大薮貞一 作曲:石川富寿(昭和15年当時の職員)
一 学びの庭の 桜花
我等の心も 清らかに
輝く光 身に浴びて
いざや学ばん 古北校
二 学びの庭に 流す汗
やがて尽くさん この身体
力の限り 堂々と
いざやきたえん 古北校
三 学びの庭の 草紅葉
仰げば澄みし 大空や
望みはるかに 抱きつつ
いざや励まん
四 学びの庭に 積もる雪
伊吹おろしの ただ中に
理想は常に 高々と
いざや進まん 古北校
※ 五番・六番は、創立150周年記念オリジナルです。
五 古北の庭に 響く声
あいさつ元気な 子どもたち
未来へ進む 希望もち
みんながリーダー 古北校
六 150年 生きてきた
古き歴史に 感謝して
古北の山に かかる虹
いざや輝け 古北校
<萩間かんな>
この度は、150周年記念式典にお越しくださり、ありがとうございます。今日、この古知野北小学校は創立150周年を無事、迎えることができました。『150周年』をむかえられたのは、これまでの卒業生の皆さんや先生方、今、この150周年式典に、お越しくださっている方々、地域の皆様、そして、この場にいる全校の皆さんのおかげです。私がこの場に立って古知野北小学校の150周年という記念すべき年に6年生でいられることは奇跡です。そして、古知野北小学校に関わっているすべての人のおかげです。本当にありがとうございました。
<馬場叶羽>
地域の皆様に支えられているこの古知野北小学校は、今からちょうど150年前の1873年に和田勝佐斎藤両村組合立、第三番中学校区、第二十二番小学和斉学校という名で創立されました。そこから7回もの改称を経て今の古知野北小学校という名前になったそうです。古知野北小学校という名前に改称されたのは1954年で、今から69年前の出来事です。
当然ながら僕たちはまだ生まれていませんし、僕たちのお母さんの世代もまだまだ生まれていません。今までの卒業生の人数は、一つの学年あたり、もしも100人だったとすると、今年で150周年ですので、だいたい15000人もいることになります!
そのうちの一人になれること、そして150周年という節目の年に最高学年でいられることをとても光栄に思います。
<杉本ひなた>
そして私達は、150年という歴史と、そこに関わってくれたたくさんの人達への感謝の気持ちも込めて、なにかしたい、できることはたくさんあるはずだと思い、古北史上最幸レベルで学校全体が盛り上がるような活動をしてきました。
先輩たちから引き継いだ輝拶隊。朝に校内を周って挨拶の声を響かせています。最近では、念願の旗が完成しました。
KMC隊では、なかなか減らない学校のゴミを朝早くから拾っています。少しでもゴミが減るようにと放送で現状を伝えています。
ピース隊では、学校中に笑顔があふれるようにと写真を撮っています。これからも、みんなの笑顔の瞬間を積み重ね、学校を幸せいっぱいにしていきます。
次は、自分たちが受け取ったバトンを、未来へどう繋げていくかを考えなければなりません。未来にバトンをつなぐ方法の一つは、エールを送ることだと思います。私たちのエールの言葉は、卒業する前までに必ず考えておきます。これからもっと良い学校になっていくことを心から願っています。
児童代表、萩間かんな、馬場叶羽、杉本ひなた
本日は、江南市長 澤田 和延 様をはじめ、ご来賓の皆様、地域の皆様、保護者の皆様、ボランティアや本校元職員のみなさま、ご多用の中、本校創立150年記念式典にご臨席賜り、心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
さて、私が感じる本校の子どもたちの印象は「素直で温かい古北っ子」です。このたび創立150周年記念式典を開催するにあたり、古北っ子の雰囲気をみなさまにお届けしたいという思いから、式典後半の出し物という形で披露させていただきました。今日の古北っ子の様子はいかがだったでしょうか。
本校の歴史を紐解くと、「素直で温かい古北っ子」についての理由が見えてきました。
今から83年前の昭和15年、日本は戦時下で物資が乏しい中でした。当時は、古知野北小学校は前身の古知野北尋常高等小学校でした。高等小学校を卒業後、多くの子どもたちは家の手伝いや仕事に就きました。そのような時代の中でできたのが本校「校歌」。また、小川で水泳の授業をしている様子を見て、子どものための「プール」の必要性を考え、地域の方の多額の寄付と当時の学生により、尾張北部で最初のプールが本校に作られました。当時の思いを「忘れてはならない」と、石碑が現在運動場南に建てられています。
その他、昭和初期には、学校の正門、相撲場、戦後には散水機、グランドピアノ、オルガン、平成3年 大型遊具「古北山」等、地域の方の心温まるご寄附がありました。
平成になり多くのボランティアの方の協力を得られるようになりました。登下校の見守りボランティア「KSV」、読み聞かせボランティア「わんぱく団のひみつ基地」、授業見守りボランティアなど、現在も子どもたちを温かく見守っていただいています
時代は令和をむかえ、子どもたちに愛されている「古北山」は、約30年の月日の中で劣化にともなう痛みが激しく、今後の維持が危ぶまれ、改修には高額のお金が必要となりました。この令和の時代において、みなさんの心温まるご寄附、江南市並びに江南市教育委員会のお力を借りして、改修することができました。
本校は150周年という大きな節目を迎えました。明治・大正・昭和・平成、そして令和。常に保護者の愛情、地域の皆様の心温まるお力添えがあり、その思いが、現在の子どもたちの姿「素直で温かい古北っ子」に現れています。
次は、50年後の200周年。どのような時代になるかは想像もつきませんが、これまでと同様「地域とともに未来へ」歩み、50年先も現在と変わらぬ古北っ子であることを願っています。
今後とも、みなさま方の心温まるご支援とご協力を、どうぞよろしくお願いします。
最後に、古北っ子のみなさん。今日は、みなさんの思いが伝わる素敵な式典になりましたね。お花でたとえると、立派なお花が咲き誇っているようです。
次は、50年後の200周年。皆さんは、何歳になるかな?その時は、保護者や地域の一人として参加しているかもしれませんね。明日から、200周年に向けて、新たな種を植えていきます。どのような未来になるか分かりませんが、大切にしたい言葉や、古北の校歌を通して古知野北小学校を大切にする気持ちを持ち続けて、次に入学する未来の古北っ子につないでいきましょう。そして、50年後にも今日のように古知野北小学校に立派な花が咲くよう、これからの生活を大切にしていきましょう。
令和5年11月10日
江南市立古知野北小学校
校長 瀬上 圭太
当日は雨天のため、古北山での撮影は13日(月)に延期となりましたので、式典終了後に体育館内で記念写真をとりました。
11月10日(金)式典当日は雨天のため撮影ができませんでしたが、13日(月)天気に恵まれ、古北山をバックにドローンで撮影しました。平成3年に古北山完成いらい、32年ぶりとなりました。
左の写真は運動場から撮影したものです。実際にはドローンで撮影しましたので、古北山を見下ろす形での出来上がりになります。お楽しみに・・・
※ チラシはこちらからご覧いただけます →【チラシ】