研究テーマ

兵庫県立大学 理学部で助教をしております。私は,掘削することなく地下情報を取得できる物理探査技術に関する研究を行っています。多々ある物理探査技術の中でも電磁誘導を利用する「電磁探査」に着目しております。電磁探査の原理マクスウェル方程式で説明できます。探査対象として特に興味があるものは,地熱資源・海底金属資源・火山内部構造です。近年力を入れて取り組んでいる研究は,人工電流源を用いた電磁探査モニタリング手法です。電磁探査モニタリング技術が確立されますと,蒸気噴火発生場予知,地熱貯留層モニタリング,CO2地層処分モニタリングなど様々な用途に使用できると考えられます。新たな電磁探査手法の開発にも取り組んでおります。既存の電磁探査法の多くは,人間が受信機を地表に設置して行います。しかし,火山や地熱地域はアクセスが悪い場合が多々あり,人間が受信機を設置できる地点は限られています。そこで,このようなアクセスの問題を解決するため,受信機をドローンに搭載する新たな電磁探査手法を開発しております。

研究成果は,論文として発表されております。詳しくは,研究成果をご覧ください。

学歴

・2017年4月 - 2020年3月 京都大学 大学院工学研究科 都市社会工学専攻 ,博士(工学)

・2015年4月 - 2017年3月 京都大学 大学院工学研究科 都市社会工学専攻 , 修士(工学)

・2011年4月 - 2015年3月 京都大学 工学部 地球工学科 ,学士(工学)

・2008年4月 - 2011年3月 富山県立富山高等学校

研究経歴

・2022年4月 - 現在 兵庫県立大学 理学部 助教

・2021年10月 - 2022年3月 国立研究開発法人海洋研究開発機構 海洋機能利用部門 臨時研究補助員

・2020年4月 - 2022年3月 東京工業大学 理学院 研究員

・2017年4月 - 2020年3月 日本学術振興会 特別研究員DC1

所属学会

・資源素材学会 ,米国地球物理学会 ,米国物理探査学会 ,日本物理探査学会,日本地熱学会