音響管路に定在波を生じさせ、微粒子を散布すると5㎜程度の間隔で壁状の紋様が形成される。この現象もずっと未解明のままである。超音波浮揚で使用されるKingの理論に従い、ポテンシャル関数の波動方程式において、粒子速度は従来通りにgrad関数で定義し、音圧は2次の微小量まで考慮した式を用いると、DC成分の圧力場が生じ、音圧の節部に微粒子の最初の壁が1列できるところまでは説明できるのだが、2番目3番目の壁の形成を表現する次の一手が全く思いつかない。