それから1カ月半が過ぎた8月中旬にCT検査を行うと、標準治療明けすぐに撮影したものに比べ、腫瘍がさらに小さくなっていることがわかりました。主治医からは、治験を受けるためには腫瘍が悪化している状況でなければ、治験を受けられないと聞いていたので、期待している治験に参加する条件には適さないわけですが、この進行性の高いNUTがんにも関わらず、1ヶ月半の間にさらに腫瘍を小さくすることができたことは奇跡とも言えるようなことであると感じています。主治医からは「放射線治療の効果が遅れて出てくることがある」と説明を受けていますが、それ以上の何かの力によって腫瘍が小さくなっていると思っています。
みなさまにご支援いただいているお金は、東京にある国立がん研究センターへの移動費や、薬やサプリメントの費用、マッサージや酵素風呂といった免疫を高めるための費用に使わせていただいています。これらが複合的に作用しあっているおかげで効果が得られているのではないかと思っていますが、この後どうなるかは誰にもわかりません。このまま腫瘍がなくなってしまうまで、もっていきたいと思っていますが、そうならない可能性も十分に考えられます。特にこのNUTがんは進行し始めると、腫瘍があっという間に大きくなってしまったり、転移してしまったりといった恐ろしさがあることも主治医から聞いています。腫瘍が大きくなったときには、治験に望みをつないだり、代替治療といったものにも頼らざるを得なくなることがありますので、引き続き、みなさんのご支援を当てにさせていただきます。
今の自分の状況は想像を超えた、とても良い状態です。なぜそんな状況が生まれているのか、それはわかりません。でも今私は、自分の命はすでに自分のものだけではないような感じを受けています。家族や親せき、応援してくれている人や支えてくれている人たち、私まで命をつないでくれた先祖など、たくさんの人を背負った命であると感じています。ですので、私がいい状態でいられるのは私の力ではなく、そのたくさんの人たちのおかげであると思っています。