「JUMP OUT! Project」第7回目の11月2日(日)は、最終発表に向けてアクション計画の深掘りを徹底的に行いました。
また、JUMP OUT!のサポートメンバーであり学生起業家でもある落合さん(写真右)が海外へ旅立つこととなり、高校生たちに自身のVisionをプレゼンしてもらうことに。
高校生・大学生の若き起業家3人でパシャリ。この日のJUMP OUT!が終わった後も、夢の実現に向けた熱い話が止まりませんでした。
新しいことにチャレンジするときに、大事なのは「合ってるかどうか」じゃない。
まずは思いつきを出してみよう。その一歩が未来を動かす
「うまくいかなかった」は、やった人だけが得られる勲章。
ここでは、失敗=前進のしるしです。
アイデアや想いを伝えるのには、勇気がいる。
だから、人をバカにしたり、茶化したり、否定することは絶対にしない!
すぐに飛び出せなくても大丈夫。悩んでいる、考えている、それも立派なアクション。
あなたのタイミングで、飛ぶ準備をしていこう。
高校生一人ひとりが、自分のテーマでJUMP OUT!する。
でも、その挑戦を支え合うのは、ここに集まった全員。
高校生も、大人も、未来館スタッフも。私たちは一つのチームです。
"オチケン"こと落合健太さんは、学生起業家としてJUMP OUT!第1回目から高校生のサポートをしてくれています。
そんな彼が12月から1年間、バングラデシュに行くそうです!なぜバングラデシュなのか、何をしに行くのか、そしてそれを決めた経緯はなんなのか。高校生を前にプレゼンテーションしてもらいました。
以前にも小牧市の「夢にチャレンジ助成金」を活用してフィリピンなど海外へ行った経験のある落合さん。その中でバングラデシュへ行った際、路上で暮らすシンナー中毒の子どもたちと出会いました。将来に希望を持つこともできず、現実逃避のため薬物に依存する彼らと、たまたま持ち込んでいたボードゲームを一緒に遊んだのでした。
薬物を摂取していた時とは別人のように目を輝かせてボードゲームに熱中する彼らの姿を見て、落合さんは「ボードゲームで彼らの人生を変えられるのでは?」と手応えを感じたそう。スタートアップとして社会課題の解決に真剣に取り組む彼は、「ボドゲで遊び、世界と乾杯しよう!」をスローガンにバングラデシュ行きを決意しました。
プレゼン後、高校生との質問コーナー。「挑戦することに不安はない?」「言語の壁は?」といった質問に対し、「動きながら考えるのがモットー。不安はないです!英語も苦手だけど、ノンバーバル(非言語コミュニケーション)で全然いけちゃうよ!」と高校生の不安を一蹴。
年齢の近い先輩の果敢に挑戦する姿に、高校生の皆さんも一歩踏み出す勇気をもらったことでしょう。オチケンありがとう。そして頑張っていってらっしゃい!!
落合さんのプレゼンのあとは、12月21日の最終発表に向けて引き続きアクション計画を具体化していきます。これまでにできたこと、できなかったことを振り返り今後の計画をブラッシュアップしました。
とある参加者のお話その一。
自分の小説をどこかに展示したい、たくさんの人に読んでもらいたいという高校生。「できれば図書館に展示してみたいけど、難しければ未来館で展示できないかな」とのこと。
ちょうどその頃、未来館では小牧市中央図書館との連携企画でブックカバーをデザイン・展示するワークショップを予定していたため、「ぴったりの企画があるから参加してみない?あなたの小説もぜひその機会に展示してみようよ!」と職員から提案。
さらにその話が広がり、他にもJUMP OUTで小説を書いている高校生もこの企画に参加してくれることに。
後日、ワークショップで小説の展示を実施。展示期間中は来館者から感想をもらう方法も自分で考え、アンケート用紙を作成・設置しました。
高校生の「やってみたい」ことをこうした企画と柔軟に連携して実現できることも、JUMP OUT! Projectの良いところ。この経験を踏み台にしてどんどん挑戦していってね。
とある参加者のお話その二。
以前「友達を作りたい」をVisionに掲げていた高校生は、その後どのように目標に向かっているのでしょうか。
当時の発表の際、「友達ではなく仲間を作ることを目標にするのはどう?」とアドバイスを受けていました。
今回話を聞くと、先日課外活動でひょんなきっかけから写真部の人と会話する機会があり、そこで自分の撮り溜めた写真を見てもらうと、「ぜひ写真部においでよ!」と誘われたそう。
そこで次のActionに「写真部に行ってみる!」と書いた彼は、後日本当に写真部に顔を出し、入部を決めたようです。
今は、近く開催される写真コンテンストに向けて頑張っています。
些細なきっかけも大切に。一つ一つのステップを着実に。「仲間と輝かしい思い出を作りたい」と言っていた彼のVisionが、本当に実現しそうな予感がします。真っ直ぐVisionに向かって行動する彼が、筆者にはとても眩しく感じました。
正にJUMP OUT! プロジェクトから外の世界に飛び出していく瞬間です。
アクション計画を終えたあとは、みんなで恒例の記念撮影!
今回は総勢9名のサポートメンバーが駆けつけてくださいました。皆さま、いつも心強いサポートありがとうございます!!
次回のJUMP OUT!は11月16日(日)。
いよいよJUMP OUT!も残り2回。ここから最終発表まで、どしどし進んでいきましょう!
JUMP OUT! Projectは、高校生が自分の「やってみたい!」という気持ちを掘り起こし、地域や社会を舞台に実際にアクションを起こすことを大切にした社会参画プロジェクトです。
2025年5月から12月まで全10回のプログラムを通して、自らの課題や関心からプロジェクトを立ち上げ、実際に行動する(=JUMP OUT!)ことで主体性を育んでいきます。