「JUMP OUT! Project」第5回目の8月21日(木)は、いよいよ中間発表!
高校生の発表を聞きに、小牧市のこども政策課、商工振興課、未来館の館長、クリエイターのコミュニティを盛り上げるFabCafe Nagoyaから斎藤さん、元校長先生、中日新聞の記者、などなど・・様々なフィールドでご活躍の大人の皆さまにお越しいただきました。
そんな方々と高校生が人工芝の上で一緒に座り、カタイ雰囲気を取っ払って発表に臨みます。
JUMP OUT!のプロジェクトバリューをおさらいし、これから迎える中間発表に向けて気持ちを整えました。
アイスブレイクでは、身体を使ったチームワークが試される「フラフープチャレンジ」を実施。
高校生同士はもちろん、大人たちも巻き込んで挑戦!
振り返りでは「このチャレンジを成功するには両隣や向かいの人との協力が必要で、それは発表も同じ」という答えを共有して次のステップに進みます。
新しいことにチャレンジするときに、大事なのは「合ってるかどうか」じゃない。
まずは思いつきを出してみよう。その一歩が未来を動かす
「うまくいかなかった」は、やった人だけが得られる勲章。
ここでは、失敗=前進のしるしです。
アイデアや想いを伝えるのには、勇気がいる。
だから、人をバカにしたり、茶化したり、否定することは絶対にしない!
すぐに飛び出せなくても大丈夫。悩んでいる、考えている、それも立派なアクション。
あなたのタイミングで、飛ぶ準備をしていこう。
高校生一人ひとりが、自分のテーマでJUMP OUT!する。
でも、その挑戦を支え合うのは、ここに集まった全員。
高校生も、大人も、未来館スタッフも。私たちは一つのチームです。
いよいよ一人ひとりの「アクションアイデア」を発表する中間発表の時間。
これまで自分と向き合い、少しずつ形にしてきた自分自身の構想や想いを、1人1分で発表しました。
最後には、「"Advise me! "こんなことを相談したい!」と会場に呼びかけ。
発表後には、会場にいる全員がその場でコメントを付箋に書いて本人にお返ししていきます。
たくさんの前向きなフィードバックが模造紙いっぱいに貼られていき、これらはのちの「アクション宣言」のヒントにも繋がっていきます。
この日は特別ゲストとして、東京大学でアントレプレナーシップを育む授業を担当され、「あいちフューチャーフェス」の発起人である辻 悠佑さんをお迎え。
高校生の発表に対して、経営・社会・文化の視点から専門的かつ親しみあるコメントをいただきました。以下、印象的だった言葉を抜粋します。
これからの経営者に求められているのは、社会を“こんな世界にしたい”というビジョンを持っている人。そしてそのビジョンをいかにビジネスに落とし込むか?は、
今日の皆さんの発表とも通じること。
また、高校生の中には「友達を作る」ことをビジョンに掲げた発表があり、本人が抱える葛藤を吐露する場面も。発表を聞いていた筆者も「大人としてどんなアンサーを返すのが正解なんだろう?」と悶々としていたのですが、辻さんは「友達を作るのはとても難しいこと。それよりも同じ目的を持った『仲間』を作ることの方がカンタンだよ!」とコメント。
高校生はそれを聞いて、次に進むべき一歩が一気に明確になったようでした。辻さんの流石の後押し力にこちらも勉強になりました。
総評では、辻さん自身のビジョンについて語っていただきました。かつて辻さんは自分が愛知に生まれたことがとても不満だったそう。都心と比べて教育の不平等さに対して非常に憤りを感じていたとか。
現在、正にこの不平等さの解決のために様々な取り組みを行っており、「あいちフューチャーフェス」というイベントもその一環。
最後に、「高校生のみなさんは、今この場に参加していることがその第一歩です!」と心強いメッセージをいただきました。
中間発表とフィードバックを受けて、最後はひとりずつ「これから実行すること=アクション宣言」を発表!
JUMP OUT! projectのメンバーだけでなく、初対面の大人たちの前で次のアクションを発表することも、もう立派なアクション!
声に出して語るその姿には、不安よりも期待や自信がにじみ出ていました。
「今の自分にできることから動き出してみる」そんな前向きな空気で会場が満たされていきました。
アクション宣言を終えたあとは、みんなで恒例の記念撮影!
緊張と熱気に包まれた発表の時間を乗り越えた仲間同士だからこそ生まれた、いい表情が並びましたね。
次回のJUMP OUT!は9/14(日)。
中間発表、アクション宣言を終えて、いよいよJUMP OUT!も後半戦へ。ここから最終発表まで、一気に駆け抜けていきます!
JUMP OUT! Projectは、高校生が自分の「やってみたい!」という気持ちを掘り起こし、地域や社会を舞台に実際にアクションを起こすことを大切にした社会参画プロジェクトです。
2025年5月から12月まで全10回のプログラムを通して、自らの課題や関心からプロジェクトを立ち上げ、実際に行動する(=JUMP OUT!)ことで主体性を育んでいきます。