2年間の活動を終え、2020年3月23日にジャマイカを出発し米国経由で帰国予定でした。その3日前の20日夜、現地のJICAオフィスからの突然の電話により急遽、翌朝のフライトに変更になり、その夜のうちに使っていた自動車を含め生活物資の知人への受け渡し、ホテルのキャンセルや新規の予約、手荷物のパッキング等慌ただしく動き回り、何とか間に合うことができました。

ジャマイカでは労働社会保障省の一部局であるジャマイカ生産性センター（JPC）に所属し、メンバー（当時13名）の指導育成および、公共機関、一般企業の生産性向上活動に取り組みました。JPCは設立10年以上の歴史があり、各メンバーの専門性が高く、指導する一方でこちらが教えられることも多くありました。ワークショップでは参加者を引き付けるための工夫を凝らしていたことが印象に残りました。

一方、ジャマイカは面積当たりの教会数が世界一と言われており、徒歩数分内にあるMona Baptist Churchには家内と共に毎週通い、牧師及び教会員と交わることができました。牧師夫人はたまたま同じオフィスの隣部屋であり、家族ぐるみの交わりとなったことに感謝です。