2020年 会員研修会・例会 議事録

2. 会場  みほしるべ  (静岡市三保松原文化創造センター)

3. 参加者  ( 松村、平野、鈴木、堀澤、細井、永江、原、池田、島田、堀田、大谷、市野、児玉、石井、阿知波、

     伊藤、金指、山口、黒柳–19名)

4. 議題

⑴  松村会長より

天気にも恵まれて開催できてよかった。交代した静岡JICAデスクを紹介。

⑵  話題提供「世界の中の日本漁業と魚食の民」について  〜

 a). 日本漁業全盛時代の海外漁業指導 <石井丸久> 

現職時代から南イエメンをはじめ漁業支援をして来た。JICAの支援でエジプトでの養殖魚支援、FRPの小型漁船の開発活用などこれまでに70カ国で活動をして来た。今となっては途上国の漁業向上のせいで日本の漁業が圧迫される皮肉な面もある。常に「相手と同じ目線で動く」をモットーに活動して来た。

 b). 世界の漁獲量と漁業資源管理の考え方 <松村皐月>

漁業資源も限りがあり乱獲が進むと漁獲量は減少してしまう。適切な資源管理の国際秩序が大切。60年代1,300万トンあった日本の漁獲量は現在430万トンにまで減少している。38%しかない日本の食料自給率にとっては課題である。

 c) .皆さんで討論 魚はいつまで食べたいか? 

サンマなどの大衆魚も地球温暖化により取れなくなっている。中国やインドなど大量に魚の消費国が増えている。

⑶  帰国報告「笑顔に会えた!ベナン、ルワンダでの活動〜」  <黒柳優里  (JICA静岡デスク)>

協力隊でベナンに派遣。小学校や教員指導にあたり個人プレーの筋力、持久力に加え協調性を育む調整力を鍛えることに重点をおいて楽しい体育を目指した。ルワンダでは日本語学校の立ち上げに関わり短期だったが慣れない広報や生徒集めに奮闘した。

⑷ 公開シンポジウムの概要 <堀澤光栄>

50年近くアウンサンスーチ国家顧問との付き合って来た日本人唯一の親友、宮下夏生さんの紹介。今ミャンマーに注目する理由など。詳細は役員会で協議する。

会員の近況報告

•オンライン授業で教師は大混乱、(鈴木)

•富士市の紙製品の会社に勤務、逆に好調。(児玉)

•シルバー人材センターで落語とバヌアツ紹介を続けている。冊子も作り出前授業もしている。(大谷)

•日本語教師、日本茶インストラクターをやっているが思うようには進んでいない。(阿知波)

•これと言った事はない。(伊藤)

•今日のテーマに関心があった。セネガルで魚が食べられなかった。JICA事業が途上国で数多い事に感心。(市野)

•海外で国旗を大事にする姿を見て日本でも掲揚する努力をしている。(金指)

•保健センターで働いている。JICAではいかに仲間に恵まれていたか痛感する。(山口)

•ネイティブデジタル世代に年寄りは邪魔しないことが大切。(池田)

•ブラックについての講座を持っている。(永江)

•日本語ボランティアを続けており生き甲斐となっている。ミャンマー人も多くテーマはぜひやりたい。(島田)

•お客さんが増えて来た。休日は読書、歴史書は面白い。コロナを見極めシンポジウムの会場を決めたい。(細井)

•ようやく民生委員など終わった。日本語教師の養成講座を受けたが焼津でやることになった。(堀田)

•魚のないブータンで国外に出て魚を食べた思い出がある。国家試験の講師を務めている。(平野)

•断捨離ができない。年輪ピック、県の仕分け、オリンピックボランティアなど。国税調査員などやっている。(原)

•世界遺産ガイド、など色々ボランティアをしている。(堀澤)

•野菜作り、学校ボランティアなど、遠出したは今日が初めて。(石井)

•シニアクラブ会長、4月以降集まりや、やりたい人が多く抑える側。(松村)

•アウンサン将軍を軍事訓練した鈴木大佐は浜松の出身で碑がある。(大谷)

連絡事項

 事務局より(今後の日程など)

 10月21日(水) 役員会、11月21日(土) 例会、12月16日(水) 役員会

11月例会は富士市でどうかと意見があったが、会合後公共会場の登録が必要のため次回以降に。今回は教育会館の予定。また、例会での帰国報告は現在派遣が中止のため、帰国後任国との関わりを継続している活動報告を取り上げる。

静岡デスク黒柳さんより

オンラインによる帰国報告会を10月31日行うのでアクセスして欲しい。

会場幹事:細井、 進行:平野

※会合後、三保園ホテル にて宿泊12名で会食や親睦会を行なった。翌日も天候に恵まれ再度「みほしるべ」の見学や周囲の散策を行った。

宿泊者  (松村、堀澤、細井、永江、原、池田、島田、堀田、市野、石井、阿知波、伊藤)