定期交流会

〇日時:2023年8月26日土曜日15時~17時

〇会場:対面によるリアル開催とZoomを利用したオンライン開催を併用したハイブリット開催

 リアル会場:東京大学本郷キャンパス(建物と部屋は申込された方に直接ご案内いたします)  

 オンライン会場:Zoom  

〇プログラム:講演「なぜ『日本画』の人物はこちらを向かないのか?」

講師役:岩井茂樹先生(大阪大学日本語日本文化教育センター)

概要:

 いわゆる「日本画」には、画面の外に、つまり鑑賞者の方に視線を向けてくる絵がほとんど存在しない。それは、いわゆる「西洋絵画」と比べてみるとより明確になる。

 例えば、歌麿でも北斎でも応挙でもいい。知っている「日本画」を思い浮かべてほしい。そこにいる人物はこちらを向いているだろうか。おそらくは、鑑賞者と目が合わないようになっているだろう。それでいいのである。そうなっているのである。
 他方、「西洋絵画」はどうだろう。ダビンチの「モナ・リサ」や、フェルメールの「耳飾りの少女」などの視線は鑑賞者の目をとらえて離さない。
 この違いはどこからくるものなのであろう。目の合う「日本画」はないのだろうか。あったとすれば、そこにはどんな意味が隠されているのだろうか。鑑賞者と目が合わない「日本画」が現在も描かれ続けている理由は一体何なのだろう。
 以上のようなことを、実例を挙げ、考察を重ねながら、発表を行う予定である。

なお、当日は閉会後に納涼会を開催いたします。会場は決まり次第ウェブサイト上でご案内いたします。納涼会の出欠もこのフォームで行いますので、ご記入の程よろしくお願いいたします。

詳細は日本顔学会若手交流会のWebサイトをご覧ください。

https://sites.google.com/view/jface-wakate


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