研究テーマの決め方(駒大学部生用)
a) 自分がやってみたい研究を考える、b) ゼミの先輩のテーマを引き継ぐ、c) 研究室のテーマを担う(研究室のプロジェクト)
abcへと向かい、論文の水準は高くなる傾向です。ある程度の水準で研究できれば、その後の学会発表に繋がっていきます。
幾つかピックアップして紹介します。
2020年
音楽聴取中の内的思考がもたらす脳波活動の特徴(2019年からの引継ぎテーマ)
BGMの違いがもたらす映像作品の印象の変化(研究室テーマ:映像と音楽の混合)
2021年度
ピーク・エンドの法則は素朴理論として芽生えるのか?(チョコレートの評価研究→2022年度感情心理学会で発表)
θ波を誘導するバイノーラル・ビートがもたらす入眠促進効果の実証的研究(研究室テーマ)
VR刺激が感情の強度と時間変化に及ぼす影響(VR刺激を用いた研究)
コロナ禍でのオリンピック開催によって人々は勇気づけられたのか(Twitterのデータ分析)
2022年度
犬の動画を用いた癒し効果における視覚や触覚の影響
入眠期の脳波活動や日常的なマインドワンダリング及び睡眠障害傾向との関連性(研究室プロジェクト)
リズムゲームがもたらす認知機能の向上効果(ゲーム作成と視線計測評価)
バーチャルリアリティを用いた体外離脱体験システムの構築(研究室プロジェクト)
2023年度
悪臭に対する主観的不快感は認知の変容によって減少するか―混合臭を用いた検討―
ストレス状況におけるライトタッチがもたらす効果(重心動揺を用いた研究)
非共感覚者における色字共感覚の発生条件の検討
2024年度
ラバーハンド錯覚による指ごとの自己受容感覚への影響―手指弁別課題を用いて―
VR空間内の暗闇が促進する恐怖について-驚愕音への反応による検討-(生理評価)
自己顔混合は不気味の谷現象を解決するか(顔のモーフィングを用いた刺激操作)
物語の結末における面白さの差異検討―ハッピーエンドとバットエンドに「面白さ」の違いはあるのか(文章刺激はAI活用)
<大学院修士論文>
覚醒期の脳波指標による入眠潜時の予測(研究室プロジェクト、脳波のゆらぎと意識)
眼球運動による両側交互刺激がもたらす気分改善効果の検証(両側交互刺激の感情調整効果、気持ちを整えるための物理刺激の端緒)