駒澤大学 心理学科 岩城研究室
駒澤大学文学部心理学科の岩城研究室の紹介ページです。
研究室のミッション
岩城研究室では生理心理学的手法を用いて、混合感情(喜怒哀楽よりも複雑な感情)を脳波活動と対応づけて理解することを中心テーマとして、
心のメカニズムを探求すると共に、この領域から社会変革をもたらすことができる人材育成を目指すことをプロジェクトとして推進しています。
これまでの研究プロジェクト
- 心地よさ・人間の多様な感情の様相(混合感情)
- 脳波から脳機能を探る(脳波のゆらぎの分析やマイクロステート分析などを利用して、心理状態と脳波信号との相関研究)
- 生理心理学をモノつくりに役立て、世の中に直接貢献できる手法を探る
ゼミ紹介(学部生向け)
岩城研究室は生理心理学の研究室です。生理心理学は生理計測という手法に通じた集団です。生理心理学の本質である「心=身体(脳)」というテーマは最重要ですが、それ以外にも、認知、学習、社会、臨床、その他の心理学分野のテーマに対して生理計測を通じたアプローチができます。立場的には、究極的には全て心理現象は脳に還元される‥。
生理心理学実験を通じて、実験では実験プログラムの作成、分析では生体情報処理(信号処理)を通じて、他分野では扱いづらいIT技術が身に付きます。また、生理計測以外を伴わない研究においても、テクノロジーを重視します。心理学の研究技術は、VRやSNSの解析などPCスキルによる進歩が大きく、テクノロジーと呼応しています。卒業研究においてもVR刺激に伴うリアリティのある感情刺激やTwitterの分析による国家イベントに対する人の反応の分析などチャレンジしています。人の心理反応を応用した感性工学のようなモノつくりを展開している複合領域を開拓したいと思っています。
ゼミも一つの居場所として、所属することでアイデンティティの一部となるように、様々なゼミ企画に積極的に参加してもらえると嬉しいです。ゼミ企画(新歓や卒研打ち上げ、合宿、イベント企画(国際福祉機器展、チームラボへの参加)などがあります。ゼミ運営に主体的に関わり、縦・横の関係を築いてください。
大学院生募集
研究室のテーマ及び外部資金を用いたプロジェクトに参加してもらい、研究者としてのトレーニングに参加してください。自分の研究テーマも大切ですが、まずは研究手法、論文執筆のスキルを向上させることが大切です。Scientitst =Writer という提言があります。日ごろからアウトプットが大切です、まずは自然科学としての心理学研究者(思索ではなくデータ、データは主観だけでなく客観も)の基盤を整えましょう!
一緒に研究したい人、生理心理学、実験心理学分野のスキルを高めたい人募集中です。
共同研究等募集
基礎研究を社会的なニーズにつなげる意味で、生理心理学的アプローチや脳波計測に興味がある企業など、共同研究やコンサルティングなど積極的に取り組みたいと考えています。できること、できないこと様々ですが、興味があればお気軽にご連絡下さい。
お問い合わせ
当研究室に興味のある方は、詳しくは tiwaki@komazawa-u.ac.jp までお問い合わせください。