日本大学芸術学部
(日本大学大学院)

推薦教員:奥野邦利、野村建太

「Motion Sickness」山浦一晟

11分11秒、2023年

【概要】
モニターの前で球体迷路をする青年。一方、現実の彼は頭痛とめまいに苛まれ、夜中の街を彷徨い始める…。新規撮影した映像と、過去に誰かの手によって撮られたフッテージをモンタージュすることによって男が抱える症状、および実存的不安を表現しようと試みた作品。

「25mプール」鈴木夢

11分13秒2022年)

【概要】
本作の基盤になっているのは、夏やプールが苦手だった私自身の幼少期の記憶だ。”記憶”の曖昧な物語を持つ特性に興味を惹かれ、映像で表現したいと考えた。水路のように流れ続ける記憶は、時や場所、人、モノを容易に超える。一見、ひとりぼっちに見える少女も、水中で世界の断片に触れることで、自分が広い世界の一部であり、常に何かと繋がっているということに気が付くのではないだろうか。