投資家の世代交代 2026年1月11日
日経平均が2025年に26%の上昇を見せた後、年明けに再び高値の5万2000円を取って来た日本の
株式相場の強さをリードしているのは新しい投資家群だと考えてみた。
長期的な(機関)投資家を除いて、市場参加順に投資家層を3つに分けてみた。
A世代 1990年までに投資家になった。
B世代 2012年2020年のアベノミクスのころから投資家になった。
C世代 新NISA(少額投資非課税制度)が始まった2024年以降に投資家になった。
各世代が投資家になった時代の特徴
A世代:1970年~80年代の高度成長と1987年のブラックマンデーを経て1989年末の日経平均
万8915円のピークとバブル経済を担った。
B世代 1990年からITバブルはあったものの失われた20年を経てリーマンショック
で2009年に日経平均が7054円を付けるまでの期間に、A世代の多くの投資家が壊滅、市場から
退陣(例:特金、ファントラの整理、追証、絶望)した。 この後、2012年からの安倍のミックス(特に
日銀の流動性大緩和)時代に株式市場に参加してきたのがB世代。 および日本の金融緩和政策に目を付けた
外人投資家。
C世代: 旧NISAから新NISAに移る頃に、過去の株価暴落の悲惨さを知らないで、株式市場に参加した日本人
と1ドル80円時代から155円になり、ドルベースではピークから半額の円で日本株を購入できる外人投資家。
感想
1.私はA世代の投資家だが、わずかな株数を持ったまま2026年まで残っている。 古い投資家の私が疑問
に思うのは、バブル経済とはいえ1989年末のピークでは、日本は世界経済をリードし、そのアピアレンス
(比重)が現在より圧倒的に大きかったことが株高を容認していた。現在はGDPで世界4位、半導体製造でも
トップではない、それなのになぜ株高なのか。
2. B世代は大儲けをした。 彼らは一部利確もしたが投資額は増加させていると推定される。
3.株式市場の強い理由の一つは、C世代の投資家が失われた20年の時の下げ相場とリーマンショックの時
の大暴落、市場崩壊の恐怖を経験していない点にもあると思う。 日本の政治的安定、アメリカほどではないが
工業力、商業力があり、インフラが整備され、豊富な外国資産・外貨準備を持っている日本を素直に見ている。
ネガティブな記憶がない投資家が主役になった。
4.為替レートを入れて考えると面白い。 円安(金融緩和)で株価は大きく上昇したが、ドルベースでは大き
くは値上がりしていない。 円原資の日本人の利益は大きい。日経平均株価時価で見た投資結果は、2012年比
で日本人投資家は5倍、ドル原資の外人投資家は2倍弱だ。
1989年末 2012年末 2025年末
日経平均株価 38,915円 10,395円 50,339円
ドル円レート 143円 87円 157円
ドルベース日経平均株価 272ドル 119ドル 320ドル
株式投資・銘柄の選び方 2025年12月30日
銘柄の見分け方を聞かれることがあるので、株式投資を始めたばかりの人に、株のセールスマンの老兵が、恥ずかしながら自分が秘訣と考えてきたことを書いてみたい。
単価の高い商品を大量に売っている企業に投資することだ。 金額が大きな商品が大量に売れる。このビジネスを見つけることがコツだ。これを可能にする企業を見つけるのが投資対象を選ぶこつだ。 このコツは懇意にしていたファンドマネージャーから、1988年頃聞いてなるほどと思った。
これは流儀(方法論)の一つであって、その都度の株式市場は沢山の要因によって動くので、私がこれによって全部成功したということではない。
アナリストやストラテジストはバランスシート(*)、損益計算書(**)をしっかり見るのがこつと言う。 それは間違ってはいないが、BSも PLも企業活動の結果だ。 結果を見てからでは遅い。 但し、財務状態はBSでよく見ておく必要がある。 キャシュフローが悪すぎると企業素質がよくても潰れることがあるからだ。
金額(商品単価)が大きな商品が大きな収益と企業成長の鍵だと考える。 商品単価が高いものは、例えば、昔の家電、自動車、パソコン、家、一部の天然資源、輸送、ソフトウエア技術とこれらの輸出入だ。 例えば、 アップルは商品単価の高いパソコンを年間数千万台売っていると推察される。
20年間以上証券アナリストだった(日本証券アナリスト協会検定会員)。 その機関紙、後援会の話は何をポイントに聞くかと言うと、どの企業が金額の大きな商品(あるいはサービス)を大量に売り上げることになるかという展開、スト―リーだ。 四季報も日本経済新聞もその視点をもって読んできた。
金額の大きな商品は利幅も大きいことが多い。 大量に販売することができると固定費(製造設備等)も比率が下がる。 つまり利益率と利益の絶対額が増える。 配当も増加するし、企業評価も上がるので株価も上がる。
もう引退したので、機関投資家に話に行くことも無い。 以上のように自分のセールストーク(銘柄を見つけることについて)を整理してみた。 もちろん投資環境としてマクロ経済、政治的安定も重要だ。 特に流動性が増加傾向にあるのか、引き締めに移るのか判断することも、特にタイミングでは大事なポイントだ。
また、個別銘柄の利益(α)を取りに行くよりも、市場全体、代表銘柄全体を買う投資方法(β)の方が、そして長期投資のほうが安全でなおかつ儲かることも多いのも事実だ。
(*) BS で大事な指標は、自己資本比率(安全性の指標)、売上高回転率(効率的な経営を見る指標)
(**) PLで大事な指標は、売上高伸び率(多年売り上げを伸ばし続けているかどうか)、経常利益率(儲かる商品を売っているか) と考える。 いずれも大きい方がベターと考える。
ユトリロ 2025年12月5日
ここ半月の間に、4つの美術館に行った。
11月22日 国立新美術館 日展
26日 SOMPO 美術館 モーリス・ユトリロ展
28日 山梨県立美術館 ミレー没後150周年記念
12月 4日 西洋美術館 オルセー美術館所蔵・印象派と常設展
一番印象に残っているのはユトリロ展だ。
1人の画家が生命を感じないセメントみたいな建物・風景の絵と、生命と存在感のある建物・風景の絵を描いているからだ。 私は白い壁に沈黙を感じた。冷たいコンクリートを絵として描けるユトリロの人間性に惹きこまれた。
みずみずしさや躍動感は絵のどこにあるのか。 人間、植物、動物等生きているものが描かれているかどうかで違うのかもしれない。 ゴッホの絵にも似たような感想をもつ時がある。
ユトリロの絵に関係するキーワードは、
①20世紀初頭のパリ ②家族との複雑な関係 ③画家(シュザンヌ・ヴァラドン)の私生児
④アルコール依存症 精神病院 ⑤白壁 ⑥白の時代 ⑦色彩の時代 ⑧教会の絵が多い
と思う。
教会の絵で感じたことは、
白の時代の白い壁が強調された教会は、ユトリロの心の情景だと考える。
① 救いを求めるユトリロへの神の沈黙
② 悲しみ(イエスの十字架もマリアの悲嘆にも悲しみがある)
③ 孤独、心の痛み
④ 人間の側の罪とか、神の裁きとかの冷淡な神様イメージ
色彩の時代の明るい教会は、画家としての成功や結婚による家庭的な暖かさを得たこともあり、
① 希望の光が溢れているところだ。 ここでは壁や土さえも明るい
② 人と人、人と神との和解、安心
③ 空の青、植物の緑、人の笑顔のクリーム色、その天国のような明るさ
④ 私生児、アルコール依存などの暗闇からの解放
同じ情景、例えば、家と坂道(キャバレー?)の絵、大きな教会がどんよりした雰囲気と不安が満ちたものと、数人ではあるけど人の声が聞こえるような明るい絵がある。 これだけ画家の深層が絵に現れるのは驚きだ、その振り子の振幅の大きさが見えるようだ。
ユトリロの白の時代と色彩の時代の絵を見ると、デッサンというか絵の構図はほとんど同じで色彩、明るさが異なると感じた。 心の変化によって変わるのは
色彩、温かさで、形は変わらないことに気づく。 人には変わるものと変わらないものがあるなあと思った。
ミレーは実直な農夫の絵、印象派は基本的には幸せな家族の絵が多いと感じた。
隔世の感 2025年9月20日
昔の仲間と食事中に、誰かが最近SMBC日興証券への入社は難しいと言った。 検索してみたら、 『SMBC日興証券の就職難易度は、知名度が高く応募者も多いため、「非常に高い」と評価されています。東洋経済ONLINEでは「入社が難しい有名企業ランキング」で上位にランクインし、採用倍率も高いことが示されています。』 と出てきた。 息子と雑談していたら、がちがち真面目で勉強ばかりしている娘が、就職活動を始めて、「野村証券」にもインターンを申し込んだと聞いた。
私が日興証券を受験、就職した50年前は、ゼミの担当教授に「日興証券を就職する。」と伝えたら、教授が「もう少しましな会社を紹介しようか」と言ったのを 覚えている。 その話を7年先輩に言ったら、「俺なんか、正業につけよ。」と言われたと笑った。 確かに、50年前の営業を振り返ってみると、上場企業に時価発行・転換社債を勧め、資金調達を図る一方で、対個人営業では目先の株価の動きを追って、短期売買を薦め、手数料をいただくのがビジネスの中心だった。
この50年で、証券業は、もっとも知的なビジネスに変わったと思う。 その変化の軸は、「経済成長・企業成長を自分の投資に取り込んで資産を増やすこと。」が適切な行為なのだと理解が進んだことだと思う。 日銀が2013年頃からの安倍のミックス「異次元金融緩和」という根拠で大量に株式を購入したことが、経済理論・景気拡大という大事な経済政策と証券市場を結び付けてくれたことも忘れてはならない。
2013年に浜田宏一イエール大学名誉教授の「アメリカは日本経済の復活を知っている」 を読んで感銘した。 自分なりに「財政政策」「金融緩和」「人口問題」 と日銀・金融当局の「企業成長・景気への刺激」の組み立てが分かったような気がした。
まともに経営努力している企業がある限り「流動性の罠」にはまらない金融緩和が梃子になって経済を復活できるという量的なお金のマジックが可能と感じた。
昨日のニュースで日銀が株式投資のポジション(ETF保有)をいよいよ売却する方針を発表した中で、37兆円が時価で70兆円になった(33兆円儲かった)と聞いた。量的緩和というお金のマジックが、企業の収益機会拡大・成長だけでなく、投資した人(機関、ファンド、政府、中央銀行)にも報いてくれたことを確認し、資本市場・投資の重要性をますます深く確信した。 金融資産と投資にかかわるビジネスが製造業的努力なしで、資金を得、投資リターンを得るように見えるが、実在する製造業・サービス業を生かすものであること、だから非常に面白く、正業で、自由主義経済の要でもあると考える。 この点が日銀の株式買い政策の結果でも実証された。 そしてこれが証券業の役割と重要性をさらに認識することに貢献したと思う。
株式投資初心者の方 ー入門編ー
会での話題 2025年8月29日
証券投資のメリットとデメリット
1. 証券投資の目的
2. 証券投資の方法
3. 証券投資のメリット
4. 証券投資のデメリットと注意点、対応方法(リスク回避方法)
前書き:ある仲間の会で、興味を持てる話題をお互いに提供しないかと提案されました。 それで仲間の各人がその専門分野から、実生活に資するテーマを選んで話すことになりました。
私は、株式投資ー入門編ー をプレゼンテーションすることになりました。 せっかく原稿を書いたので、白門44でもシェアしてみます。
私は、日本の証券会社とアメリカとの合弁会社とイギリスの証券会社で55年以上勤務しました。 今年3月に退職しました。
内訳は、日本の個人投資家(3年)、日本の機関投資家(4年)、外国の機関投資家(20年)に対し、主に日本株式、債券、投資信託を販売する仕事、資金調達、それに役立つリサーチ、コンサルティングをしてきました。 加えて監査役20年、内部監査4年、国際金融2年、及びM&A, カストディ、留学をそれぞれ1年の経験です。 この中で、証券投資の意味、方法、メリット、デメリットを考え、顧客に提供してきました。 この経験から得た証券投資の秘訣を十分理解していない人にお話ししたい。
1- (1).証券投資の目的 (株式の場合)
① 経済成長のメリットを自分の中に取り込むこと、具体的には、経済成長の主な柱である企業の収益を受け取ることです。 株主優待券もあります。
② 企業会計からの説明(例)
売上 1000億円
コスト 700億円(内人件費200億円、原料300億円、設備等200億円)
経常利益 300億円
税金 120億円
税引利益 180億円(これを配当で80億円支払い100億円は純資産で残す)
という会社(企業)を想定すると、社員、従業員が貰う給料はコストの中の人件費部分だけである。 利益は株主が貰うというのが資本主義の構造です。 会社(企業)の利益は株式を持たないともらえない。 株を買って企業の利益(配当と未分配の純資産)を貰い、企業(経済能力、継続的に収益を生む力*)のオーナーになる。 これが株式投資の基本的な意味です。
1-(2).証券投資の目的 (債券の場合)
① 企業の発行している債券の利息を貰うこと
② 企業会計からの説明
売上 1000億円
コスト 700億円(内人件費200億円、原料300億円、設備等150億円、
発行した社債の利払い30億円、銀行借入れ利払い20億円等)
経常利益 300億円
税金 120億円
税引利益 180億円(これを配当で80億円支払い100億円は純資産で残す)
という会社(企業)を想定すると、社債を買うメリットは企業から確定利払いを受け取ることです。 この場合、企業の利益からは分配はありません。
2. 証券投資の方法
株式を直接買う、社債を買う、これらが中身になっている投資信託を買う方法があります。 株式を買うことを中心に考えると次のようになります。
① 企業価値=企業の利益(配当と未分配の純資産)と企業(経済能力、継続的に収益を生む力*)の将来性が大きい会社を選びます。
② 投資のタイミングは、株価が企業価値よりも安い時に買います。 言い換えると一株当たりの企業価値及びその成長を判断することです。
③ 経済全体の発展性、成熟性(衰退に向かう)を経済指標、金利、国際政治等から判断します。不況、バブル崩壊等の破綻に向かっている場合は売ります。
④ 経済社会全体では、企業や国民に生活に必要な流動性(お金の流通量)よりも大きな流動性が政府・中央銀行から供給されていることが多いです。 これを過剰流動性と言って、投資や投機に回ります。 これから景気の刺激をするため等の理由で流動性をもっと大きくする(金融緩和)時に株を買います。
3.証券投資のメリット
① 個人、家庭の収入拡大
日本で支払われている公的年金と配当額は
公的年金受給者の年金総額は、令和5年度末現在で約57兆円 2026年3月期
の企業が支払う配当金総額は約20兆円です。 この配当金を貰うこと。
② 株価の上昇のメリット
長期では、株価(企業全体の時価総額でみると)は経済規模の拡大に比例して大きくなっています。 資産形成は長期投資をする
ことが秘訣です。
③ 配当利回りの方が銀行預金よりも有利
三菱UFJ銀行を例にとると 配当利回りは預金利回りの約10倍である。
三菱UFJフィナンシャルグループ株価2268円(8月28日)
年間配当金 70円 配当利回り3%強です。
(100株買うと22万6800円で配当金7000円もらえるから)
一方、三菱UFJ銀行の普通預金利率年0.2%、
定期預金の利率は 1年0.275% 4年物0.375%です。
4.証券投資のデメリットと注意点、対応方法(リスク回避方法)
株式時価総額は長期では増大するとしても、デメリットは、
① 短期では、減少することもありますし、暴落するときもあります。
② 個別企業の株価は、その経済パフォーマンス、将来性の判断で、下がることがあります。
③ 急にお金が必要になった時にたまたま持っている株の値段が安いと、損して売ることになります。
対応方法(リスク回避方法)は、
① なるべく、全世界の株を買うこと、世界規模で分散投資すること
② 個別企業の株を買う場合は、自分がよく知っている業界、企業を買うこと。株価が下がっても自信をもって保有できる。
③ 分散投資のためには、個別企業(会社)の株よりは、投資信託の方がよい。
④ 手数料、費用が安く、分散の幅が広く、売却しやすい投資信託、つまりETF exchange tradable funds の方がよい。
⑤ 高配当株が投資の中心のETFが良い。売却益より配当収入の方が日常生活で楽しめる収入になることが多い。
⑥ 市場全体が安くなった時に買うのが良い。
歴史的には、10年~20年に一度大暴落があり、1年~3年に一度は、暴落があります。(**) この時買うのが理想的です。
株価暴落の時は、自分も悲観的になりがちですが、勇気をもって買うことが儲ける鍵です。暴落時の考え方は、「山より大きな猪はいない」、「核爆弾で地球が火の海にならなければ、他のことは全部回復できる」の2つです。
(**)1970年代の暴落、ニクソンショック(金ドル交換停止、輸入課徴金)
オイルショック、1973年OPECの石油禁輸で株価が20%暴落した。
1980年代 ブラックマンデー 米国ダウ平均株価前週末から22.6%暴落
1990年代 アジア金融危機、バブル崩壊 (崩壊前の最高値3万8915円)
2000年代 リーマンショック (2009年日経平均株価最安値7054円)
2010年代 東日本大震災、円高(1ドル75円32銭)、コロナショック
2020年代 トランプショック(2025年4月7日日経平均が2644円暴落した)
以 上
企業収益(税引き後の純利益)を取り込もう 2025年8月16日
日本で支払われている公的年金と配当額を考えてみた。検索してみると、
① 公的年金受給者の年金総額は、令和5年度末現在で56兆8,281億円となっており、 前年度末に比べて1兆 1,069 億円(2.0%)増加している。
② 2026年3月期の企業が支払う配当金総額は19兆9900億円と前期比3%増え、5年連続で過去最高を見込む。資本効率改革の要請が強まっていることが背景にある。 単純計算では家計に約3.5兆円入る。
③ 岡三証券の調べによると、東証株価指数(TOPIX)構成企業の2023年度の配当総額は19兆円と10年前の8兆円程度と比べ2倍以上に増加。配当性向も波はあるが、この間26%から36%に上昇した。
つまり、支払われている公的年金総額は約57兆円、上場している日本企業が払っている配当金総額は約20兆円だ。
誰がこの配当を貰っているか調べると、株式保有を見れば凡そ推定できる。
日本取引所グループから「2023年度株式分布状況調査」が公表されている。 外国人の保有比率(時価総額ベース)は、31.8%。 個人は16.9%となった。投資信託は10.4%だ。 残りは事業法人、金融機関等だ。
つまり、外人株主が3割強、個人株主+投資信託で3割弱だ。
私は、個人が配当収入をもっと得るべきだと考えてきた。 その理由は、
① 老後の年金収入は十分な額と言いにくい。
② 働いてもらう給料等は、企業のコストの一部分で、企業の純利益は給料では貰えない。 純利益(税引き後利益、自己資本)は株主が貰う。
③ 株主こそが資本主義、自由主義、市場主義のエース(特権階級)だ。
幼少時から勉強し、汗水垂らして働く人生において、そのリターン(報酬)は、主に、給料等と社会保障(税金で国家に払ったものが還元される福祉的部分)だと理解している。 企業の純利益は株式を保有していない、働いただけの人には払われない。
マルクスは資本家による搾取(*)と言ったが着眼点は正しいと考える。 配当を貰っていないことを、実は搾取されていることだとは実感として多くの国民は理解していないと思う。
個人は株式投資をして、株主になり、企業の純利益を自分のものにするべきだと考える。 配当を貰ってみると、その素晴らしさが実感できる。
④ 株式の配当利回りは、上場株で、現在の株価水準で約2%だ。 一方銀行の定期預金は5年もので約0.4%だから、利回りは株式の配当の方が定期預金利回りより5倍大きい。
(*) マルクスの理論における「搾取」とは、資本家が労働者の労働によって生み出された価値の一部を、正当な対価として支払うことなく不当に取得する行為を指す。 搾取とは、機械や原料など生産手段の所有者が、その生産手段を使って生産する人間の労働の成果をただ取りする仕組みを指した経済学用語。
追記:たまたま、私は外人のポートフォリオ・マネジャーと若い時から議論する(セールスに行く)ことが多かったので、彼らに教えられて、また証券アナリストの勉強をして、株価については、経済成長と株式時価総額の並行した増大を信じました。
また、配当は預金金利を上回る(でなければ銀行は儲かっていないはず)と考えました。
基本ベータが上昇する中で、個別株アルファを取りに行くセールスをすることができました。
セールスマンとしては、大成功したとはいえませんが、上記資本市場の大原則を自分でも追従した結果余裕のある老後となりました。
それにしても、資本市場(つまり株式投資の)の大原則(資本を出す人が有利)を初めての人を説得するのは難しいですね。
トルコ エーゲ海 アテネ旅行の感想 2025年7月28日
6月30日から7月10日まで旅行したので感想を書いてみた。
行程:東京⇒イスタンブール⇒カイセリ(洞窟ホテル)⇒カパドキヤ⇒パムッカレ(ヒエラポリス遺跡、石灰棚)⇒クシャダス港(エーゲ海クルーズ)⇒アテネ(アクロポリス、パルテノン神殿、オリンピックスタジアム)⇒サントリーニ島(イアとフィラの街)⇒ミコノス島(夜の港町歓楽街探訪、カトミリの風車)⇒クシャダス港⇒(トルコ)エフェソス遺跡⇒ブルサ(ウルモスク、美しい村)⇒イスタンブール(トプカプ宮殿、アヤソフィア、ブルーモスク、エジプシャンバザール)⇒海峡クルーズ⇒空港、東京
トルコ イスタンブール空港の物価が高い原因
イスタンブール空港の物価が高い原因。 トルコ イスタンブールに着いて水を買ったら60トルコリラだった。 円換算220円、日本の空港では160円だったから、4割くらい高い。 スポーツシャツや靴など日本の3倍位の値段だ。 原因を考えた。 1.物価の高いアメリカや欧州からの旅行者が多いので、国際的価格になる。 2. 通貨が弱くなっているので、輸入物価が上昇している。 この2点だろう。
カパドキヤ
火山活動、地形、石灰質の土壌が形成した奇岩が素晴らしい。 洞窟ホテルもある。
中国のキユウサイコに行ったことはないが、トルコのムッカレの石灰棚も見事だ。
船に乗りエーゲ海クルーズ、
3日間だけだが、風光明媚、温暖だ。 特にクリアな明るい青色の海は素晴らしい。
世界一美しいと言われるサントリーに島、歓楽の島ミコノス島の賑わいが物凄い。
ギリシャのアテネ
半世紀前に来たことのあるパルテノン神殿は当時から全く劣化しないで威容を誇っていた。 観光用の通路が完備されていた。 ツアーなので周辺の遺跡も見た。
中東トルコのダイナミックさとわい雑さ
イスタンブールは、ここから歴史が始まったと言う自負と多民族のエネルギー、一夫多妻が可能だった国民性を感じた。 熱風の港からトプカプ宮殿に登り宝物を鑑賞。ギリシャから海を渡り、南東に移るだけで文化にバーバリズムが加わったように思える。 イスラム教の巨大なモスクが多い。キリスト教の宣教も一部はイスラエルからトルコを通ってヨ-ロッパに伝わった。 だから宗教は自由、思想も自由、ギリシャのようにまとまった哲学を誇りにしていない。 わい雑なままだ。 見るところが多い。
エフェソス(エペソ)
クレオパトラとアントニウスもここで過ごした。 東地中海の三大都市はシリヤのアンテオケ、エジプトのアレキサンドリヤとエペソだ。 セルシウス図書館の壮麗な建物。当時はアレキサンドリヤに並ぶ1万冊の蔵書があった。 大劇場。 豊穣の女神アルテミス神殿。 キリスト教の使徒パウロが伝道した大都会だ。 エルサレムから北上すると小アジアと呼ばれたトルコを通ることになる。 ローマの支配下でもエペソは人種のるつぼ、国際的な商業の中心。 宗教、哲学、ビジネス、人生観の戦場だった。
ボスポラス海峡
ボスポラス海峡は欧州とアジアが繋がる点とウクライナ、ロシアのある黒海に繋がる点で海の要衝。 海には多数の多様な船が浮かび活況を呈している。
イスタンブール
日本には東京、浅草、京都、神戸、福岡などが都市あるが、どこか共通な均一なイメージがある。 旅行するとアジアもアメリカも欧州にも、それぞれが特徴を備えた都市がある。 中東にもダイナミックな個性豊かな都市がある。 それがイスタンブールだ。 そのボスポラス海峡からトプカプ宮殿が見える。 宮殿を見物して、広間から海峡を眺めて写真を撮った。 その後港のレストランで黒タイを食べた。
トプカプ宮殿
オスマン帝国の繁栄が想像された。 当時の世界文化の粋が集められたと感じた。 大きな大理石とタイルの文様が繊細で美しい。 ハレムは大奥を連想させるがもっと大胆だ。 形式美というよりも多文化間の戦争で物と人を分捕って集められた場所という感じがした。 ロシアのエルミタージュで見たと同じような金銀財宝と宝剣、機器が並んでいる。 長い歴史の文化、素晴らしい世界遺産を沢山見た充実した旅行だった。
トルコの国力と発展の可能性
どうしてトルコの通貨が弱くなったのか、インフレが酷かったかの背景がピンとこない。 平野は広く耕す余地が大きい。 工業も発展しない訳がない。 遺跡も伝統も文化も広く長い。 京都より多様さにおいて奥深いし、政治の力も潜在的にはある。観光資源も豊富。 国土は日本の2倍強で人口は8500万人だ。 幹線道路も立派だ。
ガイドブックや説明では、トルコの主な工業製品は繊維、エンジン、自動車部品、船舶、建設機器、家電製品、農産物だ。 人口の20%が農業に従事していると言われる。 最大の産業は自動車工業で世界の重要な生産拠点になっている。 武器も作っているとガイドは言う。 地理的にも優位、エネルギー資源国と消費国の輸送の回廊。 EUへの加盟も視野に入る。 国土も広い。 キャッシュレスもトップクラス(欧州で英国、スエーデンに次いで3位)だ。
上記のような話を聞いたものの、観光地中心の移動の中では、現代的な高層ビル群は見なかった。 農業も、空から見ても、バスで長距離を走っても、緑の穀倉地帯という雰囲気ではなく、近代的な豊潤な農場というよりは、隙間だらけの畑という印象だった。 失礼ながら広大な過疎空間をも見たような気がする。 ひと昔前の中国、インドのような感じもするし、インドネシア、ベトナム、タイ、マレーシアとも似ている。
石川の直感的評価: 重工業や農業のように重量のあるものを運んだり、作ったりする能力(A)と、瞬時に価値を移動させる金融能力(B)では、付加価値生産性が恐ろしく異なる。
私はシンガポールやルクセンブルグ、シカゴ、香港でも働いたことがあるが、これらの国では(B)能力が突出している。 インドネシア、トルコはやはり(A)グループだ。 多分トルコの弱点はコンピューター化された企画能力、金融能力で遅れている点だろう。
アメリカと最近の中国は大規模な(A)と(B)の両方がある。 ドイツ、日本、英国、フランスはアメリカ、中国より規模は小さいが(A)と(B)のバランスが取れている。 トルコは、経済、特に金融でデジタル化されたハブ機能(B能力)を持たないと、エネルギーのパイプラインや自動車の生産工場を持っていても、富はここに落ちにくい気がする。
株価暴落は短期投資家(目先筋)の振り落しだ 2025年4月8日 石川晃三寄稿
株価の暴落を何度も経験してきて、身に付いたこと、対処法を書いてみた。
50年以上証券会社で働き、そのうち約25年は営業畑にいた。 顧客投資家へのセールスとして株式市場と向き合ってきた。 この間の大きな暴落で学んだことは、
① 大手証券会社支店の営業場で、株価を示す黒板に一斉に青札(値下り)が付き呆然としたのが1971年のニクソンショック(アメリカの10%の輸入課徴金付加と金ドル交換停止)だった。日本からの輸出が停滞する。 金本位性が崩壊し世界金融秩序が壊れる恐怖だった。
② 1987年のブラックマンデー 金融工学の発達でコンピューターによる自動取引が始まった。 例えば、ポートフォリオ・インシュアランスというやり方があって、一定程度株価が下落すると、自動的にポジションを外し(売却する)、損を一定程度の抑えるというもの。 これが実際は、一斉に売りが出て、株価の下げを加速させ暴落に導いた。 私は香港でのセールスと営業部長を終えて、日本に転勤し、大手金融機関担当になったばかりだ。 今は存在しない長期金融銀行の銀行勘定の運用をする課長が真っ青になっていた。大手信託銀行では主力ストラテジストを呼んで、市場展開の説明をファンドマネージャーを一堂に集めてやっていた。
③ 1990年の日本のバブル崩壊 厳しい金融引締め 日本の機関投資家を担当。
④ 2008年のリーマンショック 証券化商品の信用失墜 外資系証券で監査役。
この他にオイルショック、アジア金融危機、コロナショック、トランプ暴落に遭遇した。
さて、学んだことは、株価の下落の加速(暴落)は、以下の要因で起こること。
1) 金融制度が壊れる恐怖、株式価値への疑い、法貨への信頼がなくなること。
2) 自分の投資資金が枯渇すること。
3) 企業業績の大幅な悪化と不況の予測が何回も報道される。
4) 短期投資家 つまり企業を保有する目的でなく、株価そのものに賭けるだけの人の市場からの撤退。 短期投資家が損切りして投げると株式市場は平静に戻る。
株価暴落への対処方法は
1) 生活に必要な資金、期限のある(短期決算)資金で株式投資しない。
2) 企業(株式発行者)は無くならない、景気は回復するという確信を持つ。
3) 近代的金融制度と効率的な経済の仕組みは存続する確信を持つ。
4) 社会が必要としている会社、成長が見込まれる会社の株式、それが入っている投資信託(ETF)を持っていればよい。
5) 暴落後、新規投資をする。 安いところで買う。
以 上
中央教育審議会の危機意識について 2025年3月30日 石川晃三
2025年3月29日卒業55周年記念祝賀会で、酒井正三郎中央大学名誉教授が講演された。 この中で、中教審の「我が国の知の総和-高等教育システムの再構築」 に関連して「危機は今、我々の足下にある。その危機とは、」について紹介された。
中央教育審議会答申2025年2月21日が含意している危機とは、
1. 急速な少子高齢化
2. コロナ禍
3. 経済社会の非対面化・非接触化
4. 生成AIの台頭等DXの深化・発展
5. 国際情勢の急激な不安定化
等であると述べられた。
急速な少子化は、地方での大学の撤退の増加し、大学教育の平等性にも問題がでてくる。
もともとこの講演は私立学校法の改正についての講演で、大学のガバナンス等を説明しておられたものだが、 私は、中央教育審議会の 「危機認識」に興味をもった。
危機の項目の中で、
3. 経済社会の非対面化、非接触化
4. 生成AIの台頭、DXの深化、発展
が我々が日常生活、ビジネスで対応できることではないか。
この5項目のうち、監査役として実感して来た人間社会の最大の危機は、3番目の非接触化による相互理解の減少だと思った。
監査役監査の中心は面談において来た。 相手とその担当する業務を面談を通して理解し意見交換して、こちらのアイデアを提案して来た。
相手の人間に触れて、その業務内容、ポリシーそして品格(能力、信用できるかどうか)を判断することが、ビジネス、監査でも最大の方策であると考える。 「 生成AIの台頭等DXの深化・発展」は素晴らしい技術の進化だが、これによって、人間同士の接触はより阻害される可能性がある。 ロボットに解を求めることが習慣化するのではないか。 また「国際情勢の急激な不安定化」によってという要因も、人間同士の非接触による相互理解不足が起因はないかと感じる。 これらは戦争になる危機を孕んでいる。
会員の個人の趣味、旅行の楽しみ、思い、エッセイを書いてください。
投資詐欺 (石川晃三寄稿)
投資詐欺の被害者に心が痛む。 昨日もテレビ報道があった。 600万円振り込んだそうだ。 数千万円、数億円を騙し取られた人がいる。 数百億円騙し取ったグループがいる。 長年証券会社で株式投資を薦めてきた私からのアドバイス。
1. 株式投資の基本を理解すること
1)株式投資は企業の資本である株式を買うこと。 政府、取引所に監督されている上場株式が適切な投資対象だ。 これらは日々の価格が公開されている。
2)株式投資の論理(根拠)が分かることが必要。
企業は売り上げから原料費、加工費、人件費などのコストと費用を差し引いた残りが利益になる。 そこから税金を引いた純利益が資本に加えられる。 投資をしない人は、企業の人件費部分をサラリーとして貰うが、企業の利益は貰わない。 資本(株式)に投資している人だけ配当として利益の分配をもらう。期待もあって株価が動く、値上り益値下り損を享受する。 これが投資だ。
2.詐欺の常套手段
1)「有名な人が投資助言をします。」は詐欺が多い。
FacebookやLINEなどの SNS(ソーシャル・ネットワーク・システム)などに載っている広告で、「元大蔵官僚、大学教授、投資で成功した人などが、特別に儲かる方法を教える。」は詐欺が多い。
為替に強い元大蔵官僚が株で儲かる方法を知っている訳がない。
大学教授も理屈は言うが資産を築いた人はあまりいないと思う。
投資で成功した人が教える訳がない。 もし儲かる方法があれば自分でやる。
2)「訳ありで特別に儲かる投資案件がある。」は詐欺が多い。
基本的に情報が非対称(一部の人だけが知っていて、一般の人は知らない)の場合、その「訳あり」の正誤を確かめられない。 好意が持てる人からでも、悪人からでも「訳あり」を鵜呑みにしてはいけない。 「訳あり」は信用するな。
3.論理的に妥当性の高い株式への投資方法は
1)売上と利益が伸びる事業素質のある会社(判断は自分がする)の株を買う。
2)当たり外れがあるので、複数の株を買う。 これを多数分散投資と言う。
3)長期投資(2年から10年以上)をすること。 数日で儲けようとするのは株価の短期変動を狙っているだけで投資ではない。 企業業績が伸びて企業が大きく成長し資本が増え、評価、期待も上がり、その株価(市場価格、全体で時価総額と言う)も上昇する場合に大きく儲かる。 これを株式投資と呼びたい。
4)個別株(企業選択)判断が難しい場合は投資信託(手数料の安いETF)を買う。 成長分野と自分で判断する株式群に投資するETFが無難と思う。
見てきたもの (石川晃三寄稿)2025年1月4日
退職を前に振り返ると、私の人生は、証券という種類は多いが同じようなものを色々な人に販売して、或いは関わって、その過程で相手の反応、対応、結果が違うことを楽しんできたことになる。 一言で言うと、「見てきたものの現象面が興味深かった。」になる。 これは「見てきた人がバラエティに富んでいる。」ということと、「見てきたものが資本主義の中心の財に絡んでいる」の2点だ。
これまでのことを思い巡らしてみると、具体的には、
1. 違うものを見て楽しんだ。
2. 今の環境と昔の環境との違いから生活のヒントを得た。
3.違う土地でセールス活動をすることに投資対象を選ぶヒントがあった。
4.異なる職場でより効率的なフォーメーションを知る機会があった。。
5.頭(考え方)が固定的にならない
などのメリットがあった。
たまたま、中学生2年生の3学期から単身上京し、高校、大学は東京だったが、証券会社入社後各地を点々とした。 最初は東京の中野支店で3年個人客営業。 入社4年目で、1年間米国テネシー州バンダビルト大学大学院へ。 この間アメリカを見て回る。27歳から34歳までスイスで日本株セールス。スイス、オーストリア、イタリア、イスラエル等のファンドマネージャーと毎日接触、日本株と国債を販売した。 土日は近隣諸国をドライブ。 それから東京(日本にいる外国ファンドに営業)、香港(英国ファンド、華僑)、東京(信託銀行、保険、都銀)、シカゴ(金利先物とオプション)、シンガポール(アジア各地と投資庁)、東京(M&A)、ルクセンブルク(カストデイ)、東京(内部監査と監査役、合弁会社で)と異国を遍歴、引越しの連続。
目をつぶって振り返ると、大変だったこともあるが、興味津々だったことの方が多かった。 ものの定義、証券営業の試験の内容、取引所の運営、生活様式、人も異なる。 見える景色も違った。 言葉も異なった。 この中で指導いただいた人、友達になったファンドマネージャーからのプラスの影響をうけた。 お世話になった日本の証券会社を終わってからは、十数年間英国系証券会社で監査役をした。 これまでの経験が生きた。 何よりも異人に積極的に当たる職業習慣が役立った。
農業の人は、四季折々の天候、場所による収穫物の違いで世界が見える。 建設業は各国で多様なビルを建てる。 海運業は世界中の港湾と海の広さに世界を見る。 学校の教師は生徒の性格から人間の複雑さを知る。 スポーツ選手は各国の選手と闘い、記録更新に人生を注ぐ。 医者は生命の中に人間を見る。多種多様(違うもの)を多く見ている。 そうやって世界とか人間を理解していると思う。
私は金融という限られた眼鏡と各国での生活で、対象となる証券、投資家、市場などについて見てきたものが多かった。 感謝だ。 思い込みかもしれないが、資本主義とはバランスシートの株主資本(出資と利益の集積)に収斂される資産と負債の動きを中心に見るものだ。 その結果として、金融(特に証券投資、株式価値の推移)で経済・産業現象の大部分が見えるような気がする。