今回は今年のリーフレット表紙、キャラクターデザインの最優秀賞をとった作品の作者こだわりのポイントなどのインタビューをしました!
Q1.燈火という言葉にどのようなイメージを持っていますか?実体験や描くときに意識して取り入れたモチーフなどを教えていただきたいです。
リーフレット表紙:「燈火」と聞いて最初に思い浮かんだのは、ランタンの温かい光です。これは単なる光ではなく、迷ったり苦しくなったときに心を照らし導いてくれるような光のイメージです。そのため表紙には空に浮かぶ無数のランタンを描きました。誰かの願いや思いをのせて空に舞い上がるような、希望に満ちた情景を意識しました。
キャラクターデザイン:「燈火」という言葉から、優しく寄り添うような温かい光をイメージしました。クリオネの透き通っていて中に赤い部分が見えるところが、心にともった光のように感じたのがきっかけです。柔らかく温かい光として表現しました。
Q2.使用したデザインツールや技法、色使いやフォント選びで特に工夫した点はありますか?
リーフレット表紙:作成にはibis Paintというソフトを用いました。「燈火」の温かいイメージを含めつつも、全体の印象が単調にならないよう配色には工夫しました。少女の髪や服などに寒色系で光を入れメリハリをつけたり、外側を暗く、中心を明るくすることで、中心に視線が向くよう意識しています。また、タイトルなどのテキストは、あえてフォントを使用しないことで「燈火」のもつ柔らかさや温もりを表現しました。
キャラクターデザイン:使用ツールはibis Paintです。文字は手書きにすることで、水の流れをイメージしました。キャラクターの質感は、わたあめのようにふわふわとした印象になるよう、ブラシのにじみやぼかしを工夫しています。
Q3.絵の見どころはどこですか?
リーフレット表紙:最大の見所は、少女の表情やたたずまいです。少女の表情や風になびく髪に、少女の揺れる心を表現しました。少女が何を想い、何を願っているのか、ぜひ自分の経験や想いを重ね合わせて自由に想像していただけたらと思います。
キャラクターデザイン:キャラクターのふわっと光る感じと、それを取り巻く海の中のクラゲたちのきらめきが見どころです。夜の水族館のような静かな美しさをイメージして、光と影のバランスにこだわりました。
彩羽祭は、洗足学園で毎年行われている文化祭です。学内の団体が学びの成果を様々な方法で発表しており、今年は50を超える団体が工夫を凝らして準備を進めています。
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