当時ハマっていた7days ★o dieというゲームが気に入っていたので、これをもっとカジュアルにしたもの、具体的には素材集めの時間をカットし、レベルアップの時間をカットしたものを遊びたいというのが発想の源だった。そもそも7d★ysはプレイ時間が長くなりやすく、欲しい素材が出てくるのも運任せ(*1)ということもあって、素材で拠点を強くするというより、毎日の施設アップグレードで戦闘中に支援効果が得られる形に変更した。いくつもマップがあるのだから、そこで任意に施設強化に使える素材を置いても良かったかもしれない、と今にしてみれば思う。シンプルさを追い求めすぎてゲーム体験が損なわれたかもしれないが、プレイ時間は短いはずなので、同じ体験を他のゲームに任せてもいいのではないか、とも思う。その入り口として僅かでも機能すればいいのではないかと思う。
とにかくプレイヤーのプレイ時間を大きく増やしたくない、というこだわりがあったので、ゲームプレイとしては完成されたキャラクターを4人、訓練生ということで関係値も気にするところは無いという体で用意した。創作世界では平気で世界を渡り歩くキャラクターもいるということで、種をまいておけばいつか芽吹くだろうという精神でキャラクターを形作った。
サンジバー・Lはアメリカ人ではあるが、その特異な能力・グリーン・デイによってその生涯の半分近くを狭い施設の中で拘束されて育った。彼の記憶にまつわる設定はいくつかあるのだが、寂寥のシーソー3あたりが作れればそのあたりの設定も明かしたい。
サキ・サカキバラは日本難民キャンプで過ごしてきた人間だが、この世界の日本は戦争によって半壊しており、人が住めるところではなくなっている。そのため国外の難民キャンプで生活していたが、彼女もその能力ゆえ、エージェント候補として形だけの訓練生活を過ごすことになる。
サルミア・マリアンナはウクライナのリヴィウ州出身。残念ながら今は戦火に見舞われてしまった土地だが、当然制作当初はそんなことになるとは知る由もなかった。鉄の5日間は遠い未来の話なのでそこまで神経質になる必要はないのかもしれない。サルミアの同門だというアーデルハイドは、砂と宝石に登場するアーデルハイドと同一人物。お互いに意識し合う良いライバル関係だったようで、サルミアはそのことを劇中で少しだけ語っている。寂寥のシーソー3が出せるなら、この二人の関係性も語る必要が出てくるはずである。
サク・アウラトゥルクはこのメンバーの中だとかなり真っ当に人間に近い。時を操作したり、魔法を遠隔発動出来たり、とんでもない威力の斬撃を放てたり、人外に近い戦闘能力を持った他メンバーと比べると、ハッキング技術や機械技術に強い人物、と地味目な印象を持つが、こと宇宙を股にかけて活躍する連邦政府エージェントとしては引く手数多な能力であり、多分一番昇進するだろうし、様々な作品で登場させやすいキャラクターである。今後作ろうかと温めている短編のアイデアでもいくつか登場する予定のキャラクターであり、その動かしやすさは随一である。
シルメリア・トレーサーは元々別の作品で用意してたゴリゴリの戦闘&サバイバル要員ではあるが、試験官として登場してもらった。連邦政府エージェントの一人で、何でも屋に近い立場の人間である。
ノウェ・タルロは銀河科学政府の大統領?的立場である。私はあんまり組織的な知識に明るくないので、凄い偉い人的な立場としてしか設定していない。その代わり超能力者としての実力は宇宙でも3本の指に入るほどで、そのサイコキネシスは地球を圧壊させるほどの出力を誇る。
★公開日2025/12/17
*1:特に序盤の強力な移動手段&移動チェストであるミニバイクの素材があげられる。そのミニバイクの素材のひとつである”タイヤ”やタイヤの素材である”酸”がなかなか手に入りづらく、序盤で出てこないと移動範囲が限られ、アイテムを漁る場所が少なくなるなど、窮屈なゲーム進行になりやすい。何より夜には敵キャラであるゾンビが走るようになるので、レベルの低い序盤の徒歩の状態では逃げるのもままならないこともある。