2024年12月27日にNPO法人 食支援ネットかながわさんにオンラインで取材をさせていただきました。フードバンクを運営されている団体です。
フードバンクとは企業で備蓄していた商品や家庭で使い切ることができなかった食品を集め、必要とする方に届ける活動のことです。支援を必要とする方の支えになるだけでなく、食品ロスの削減にもつながります。食支援ネットかながわさんでは、寄付により集まった食品はできる限りすべて使えるように活動していらっしゃり、配布できない肉を子ども食堂に提供したり、賞味期限が少し過ぎた食品もその旨を明示したうえで希望者に配布したり、ロスをできるだけ少なくするように工夫されていると伺いました。また、家庭で出た天ぷら油を回収したり、政府備蓄米を子どものいる家庭に配布したりする活動も行っていらっしゃいます。
支援を必要とする方へ集めた食品を配布する活動は「フードパントリー」と呼ばれていますが、近年、この活動の認知度が向上したこともあり利用する方の人数は増えていると伺いました。その中で十分な量の食品を供給することが難しくなってきているそうです。さらに、企業からの供給にも変化があるとのことでした。食品ロス削減への意識の高まりもあり、以前は外箱の破損を理由に処分していたものでも、最近では商品自体に問題がなければ商品として使うようになり、フードバンクに回ってくる量は減少傾向にあります。企業での食品ロス量の削減は重要な取り組みだけれど、生活に困っている方に届ける分が少なくなるのは課題であり、難しさを感じました。
利用する方とのコミュニケーションを大切になさっていて、「もの」を提供する場だけでなく、心の拠り所としても利用してもらえるような活動を目指されているとおっしゃっていたことが印象的です。また、もったいなく捨てられてしまう食品を減らし、一人でも多く生活に困る人のもとに届けたいという強い思いがあることが分かりました。
近年様々な場所で取り組みが広まっており、家庭での未使用食品を寄付できるフードドライブが設置されている場所が増えています。皆さんもこの機会に近くのフードドライブに買いすぎてしまった食品などを寄付してみてはいかがでしょうか 。