2024年10月2日に、JA横浜の職員の方にオンラインで取材させていただきました。JAとは、「農業協同組合=Japan Agricultural Cooperative」の略で、生産者、市場や消費者の間に入り、価格、流通量などを調整する役割を果たしています。規格外野菜について知識を深めることができただけでなく、私たち消費者と農家を繋いでいる組合だからこそ実現できる、多様な取り組みや農家さんの生の声を伺うことができました。
・野菜の規格を定める意義、難しさ
農家さんを守るルールづくりとお客様の野菜選びのサポートという2つの面から規格が定められています。見た目や糖度などに等級を設け、いいものには適正な価格を設定することで消費者側が野菜を選びやすくなります。また、規格があることで地産のブランド品を作ることもできます。野菜の規格は1970年農林水産省によって制定され、年々厳しめになっているという現状があるそうです。
・農家の方から規格外野菜の悩み等の声があがることはあるのか
規格外野菜をどうやって適正価格で売るかが問題となっています。
浜梨の場合、蜜がいっぱいのものは規格から外れてしまいます。そのような野菜を廃棄するのではなく、何か有効活用できるのではないかという観点から以下のような取り組みが生まれました。
・「やるJAんマルシェ」
「やるJAんマルシェ」とは、フードロス削減を目指し、規格外野菜を使ったお野菜セットを販売するマルシェです。
具体的には、地域の農家さんから規格外で残ってしまった野菜を買い取り、マルシェで販売したり、商業施設やレストランと連携したりすることで、フードロス削減を目指しています。かごに好きな野菜を詰めていくというユニークな買い方が市民の人気を集めています。
横浜市の商業施設などと一体となって取り組むことにより、例えば、上のレストランで野菜を使ったメニューを食べてもらって美味しかったら下のマルシェで買ってもらう、など農業者の所得の向上に繋がるきっかけにしていく狙いがあるそうです。
JA横浜では、2021年の秋からSDGsと地元特化の事業に力を入れており、本マルシェもその取り組みの1つです。日頃から農家さんと連携しているJAだからこそ実現できることが強みとなっています。
・規格外品を使用した商品開発の例
JA横浜では、規格外野菜を使用した商品開発にも力を入れています。実際に、後日、「やるJAんバウム」を頂いたのですが、とても美味しく、このような規格外品を加工してできた商品がもっと広まってほしいと思いました。JA横浜が開発した商品の一部を紹介させていただきます。
※以下は、職員の方に頂いた資料をもとに、メンバーが作成しました。
・食品ロス削減の取り組みにおける今後の展望
いかに適正価格で売ることができるのか、模索しているそうです。「野菜も価格が上がっていることをみんなに知ってほしい」とおっしゃっていました。また、野菜の個人消費が落ち込んでいるという背景から、レストランや業者に地元の野菜を使ってもらいたいそうです。
いかがでしたでしょうか?今後、お近くでマルシェが開催される際には皆さんもぜひ訪問してみてください!