第１回座談会・講演会企画

2024.9.20

9月20日に座談会・講演会企画班が主体となって、IYCJのメンバーだけでなく一般の方でも農や食に関わる問題を学べる企画の第１回目を開催しました！

記念すべき第１回目は京都大学農学研究科教授の辻村英之氏をゲストスピーカーとしてお呼びしました。辻村教授はタンザニアコーヒーのフェアトレードに長年携わっていらっしゃり、ほぼ毎年、ルカニ村に滞在し、村民たちと交流を深めながら調査研究を進めており、そのような途上国での経験を踏まえたお話を伺うことができました。

アフリカの農村の技能的に未熟な余剰労働力は安価に利用されます。これにより農村の収益は少なくなり、農村で更に未熟な労働力があふれるという負のサイクルが生まれてしまっているという現状があります。このサイクルを脱するためには、農業者の取引力強化の役割を持つ農協やフェアトレードを含む「農村の内発的な力」が必要となり、伝統と内発的力を掛け合わせた開発をおこなっていくことが重要になるとのことでした。

約１時間半という短い時間ではありましたが、農村開発におけるフェアトレードの意義から現場の課題まで図解を示しながら解説していただき、有意義な時間となりました。

参加者からは「アフリカで実際に行われているプロジェクトや貧困の悪循環が起こっている現状について初めて聞いたためとても面白かった」、「アフリカの農業の優位性について今まで考えたことがなかったので興味深かった。農業を学んだことはないが内容をしっかり理解することができた」という声がありました😊

座談会・講演会企画は現在、約2か月に１回の開催を計画しており、今後も様々な分野のゲストスピーカーをお呼びする予定です。次回開催は、11月の予定です。IYCJのメンバーでなくても、高校生や社会人など一般の方もウェビナー形式でお気軽にご参加頂けるので、皆様のお申込みをお待ちしています✨詳細が決定したらHPやInstagram等で告知するのでチェックをお願いします！

↑こちらのポスターを広報用に作成しました！