教育プロジェクト
聖心女学院
2025.09.23
2025.09.23
2025.02.18, 20
2025年2月18日と20日、聖心女子学院高等科にて、高校二年生公共・地理の合同授業の一環として、「持続可能な食を考えるワークショップ食料調達ゲーム」を実施しました。
本プログラムは、主に高校生を対象に、様々な制限内で各国から食料を調達するオリジナルゲームを中心とした、食と農に関する教育プログラムです。現在の私たちの食を支えるフードシステムの脆弱性と、それを持続可能にすることの重要性と難しさ、そしてそれには消費者の行動が不可欠である点に対する参加者の理解促進を目的としています。
高校生への教育活動を行うにあたり、専門的な知識は足りない一方で、プログラムの参加者である高校生とは年齢が近く感覚や視点が似ていること、そして高校を卒業してからそこまで時間が経っておらず、自分たちの高校生の頃の体験も活かせるといった強みが私たちにはあると考えました。そこで、専門知識を伝えるものではなく、体験型のゲームを中心としたプログラムにすることで、退屈することなく感覚として学びを得られ、記憶に残るように意識しました。
今回は初めての実施であり、半年以上かけて作り上げたプログラムを実際に生徒の皆さんとともに展開でき、とても大きな達成感がありました。予めリハーサルしてシミュレーションしていたものとは違う展開も度々あり、焦る場面もありましたが、各クラスで回を重ねるごとにその反省を活かすことができ、満足のいくプログラム実施ができました。
初実施となった今回、生徒の皆さんからは、「想像していたよりもたくさん考えることがあって、実際の食料問題への対応の難しさを感じた」「様々な問題が絡み合っている現代社会が巧みにゲームでも再現されており、現実味があり楽しかった」「目の前の利益と世界規模での問題解決を両立させる難しさを実感することができた」「これまであまり知らなかった食料に関する経済や流通の仕組みを楽しく学ぶことができ、このゲームをきっかけに国際問題への関心が深まり、フェアトレードなどに興味をもって家で調べてみた」というコメントを頂きました。また、グループワークを通して熱心に計画を立案しながら様々なことに気付き、またIFADの説明も聞き入っている姿から、主体的に食と農の問題を考えている様子が伺えました。さらに社会科教員の方からも「生徒が有機的に頭を使っている様子が分かった」というコメントも頂き、是非来年も実施したいとのお声を頂きました。
今回頂いた様々なフィードバックを活かし、次回以降のより良いプログラムの実施に繋げていきたいです。
☟実際のプログラム中の様子
(永田)