教育プロジェクト
小倉高校
2025.09.23
2025.09.23
2025.07.10
2025年7月10日、福岡県立小倉高等学校にて、高校二年生の総合探求の授業の一環として、「持続可能な食を考えるワークショップ」を実施しました。
本プログラムは、主に高校生を対象に、様々な制限内で各国から食料を調達するオリジナルゲームを中心とした、食と農に関する教育プログラムです。現在の私たちの食を支えるフードシステムの脆弱性と、それを持続可能にすることの重要性と難しさ、そしてそれには消費者の行動が不可欠である点に対する参加者の理解促進を目的としています。
高校生への教育活動を行うにあたり、専門的な知識は足りない一方で、プログラムの参加者である高校生とは年齢が近く感覚や視点が似ていること、そして高校を卒業してからそこまで時間が経っておらず、自分たちの高校生の頃の体験も活かせるといった強みが私たちにはあると考えました。そこで、専門知識を伝えるものではなく、体験型のゲーム中心のプログラムにすることで、退屈することなく感覚として学びを得られ、記憶に残るように意識しました。
今回は2回目の実施となり、対面ではなくオンライン授業形式としました。生徒の皆さんは学校に集まって頂き、メンバーの1名がその現地へ赴き、他のメンバーはビデオ会議を通じて、ゲームを進行するという形でプログラムを開催しました。前回のフィードバックを踏まえ、参加者の皆さんにルールをより良く理解してもらえるよう、今回は新たにルール説明動画を導入し、事前に視聴してもらう形をとりました。また、プログラム中に重要になる用語を解説した用語集も事前に配布するようにしました。これにより、当日のゲームへの導入がよりスムーズになりました。調達計画を立てる時間には、各グループがブレイクアウトルームに分かれて積極的に話し合い、画面越しからも熱心な議論の様子が伝わってきました。予定時間を超えて白熱した議論をし、様々なことに気付く様子に、私たちが伝えたかったことが伝わっている様子が伺え、大きな手応えを感じました。
アンケートでは「トレードオフのバランスを取ることが難しいことに気づいた」「食料問題の難しさを痛感したが、難しいだけで終わらせていい話ではなく、私たち消費者がこの問題について知り考えて消費行動をすることが大切だと知った」「グループで夢中に話し合ううちに、問題意識が高まった」との声が寄せられ、食と農の問題について、互いに意見を交換しながら主体的に考えられていたと感じました。一方で、オンラインを介したプログラムであっても生徒のモチベーションを高める声のかけ方など、次回に向けての改善点も見えてきました。今後はこれらを踏まえ、さらに充実したプロジェクトへと発展させていきたいと考えています!
小倉高校の皆さんとは、大阪万博でもコラボしており、久々に再会する生徒の皆さんもおり、とても楽しい一日となりました。
☟実際のプログラム中の様子
(海藤)